こんにちは、買取リッチ東京 東小金井店 です。
今年は話題てんこ盛りの時計界でしたが、来年も面白そうな話題は尽きそうにありません。
今回は、そんな来年の注目トピックを挙げてみました。
LVMHのティファニー買収から始まる2021年
出典:https://www.tiffany.co.jp/
すでに報じられているように、LVMHのティファニー買収は21年初頭に成立するようです。
スウォッチグループ、リシュモングループと並んで時計界を席巻するLVMHは、
前者2グループとは違い、ファッション業界全体の大手企業体になっています。
ティファニーに留まらず、LVMHは独立系の時計企業の買収にも関心があると言われており、
ロレックスを筆頭にビッグブランドが名を連ねる独立企業は動向を伺っているようです。
数々の巨大企業を買収してきたLVMHの動き次第では、時計界の勢力図は今と大きく変わったものになるでしょう。
スウォッチとリシュモンの対応にも注目です。
ETA社は誰のもの?
出典:http://www.swatchgroup.jp/
スウォッチ傘下のETA社によるグループ外へのムーブメント提供についても、
来年の大きな話題のひとつになるでしょう。
これまでも度々グループ外への提供について苦言を呈してきたスウォッチですが、
来年夏に再び取引の内容を検討するというものです。
今までとは違い、今回はグループ外への提供停止の可能性は非常に高いと言えます。
ETA社を傘下に入れていることはスウォッチの大きなアドバンテージになっており、
自社ムーブを用意できない企業は大きな影響を受けるでしょう。
広がり続けるスマートウォッチ市場
出典:https://www.apple.com/jp/watch/
とりわけアップルウォッチの存在感はいまや無視できないものですが、
高級時計市場に与える影響は測りかねているのが現状でしょう。
そんな中、需要が被らないため影響もないという意見や、アップルウォッチが機械式時計への橋渡しをするなど、
比較的ポジティブな見通しを持つ方は多いようです。
たしかに、この数年を見る限りは悪い影響はないと言ってよいかもしれません。
一方、アップルウォッチは登場から僅か5年足らずということや、
今後の技術革新を色濃く反映していく将来性などは誰にとっても未知数といえます。
クォーツショックが機械時計の在り方を変えたように、
スマートウォッチも機械時計の見直しを迫ってくることは十分ありえるのではないでしょうか。