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【バーゼルワールド2020】 中止までに起こった出来事まとめ

こんにちは、買取リッチ東京 西八王子店 です。

 

コロナは各所で改革を促してますが、時計界ではリアル見本市が標的になったようです。

今回は延期の末中止が決定したバーゼルワールド2020についてまとめてみました。

ぜひ最後までご覧ください。

 

1.バーゼルワールドとは?

バーゼルワールドとは、スイス・バーゼルにて毎年4月頃に開催される世界最大の宝飾と時計の見本市です。

1917年に産業見本市として始まって以来、スイスの基幹産業である時計・宝飾を取り込みつつ規模を拡大していきました。

2020年はコロナ感染拡大防止のため2021年1月への開催延期が発表されていましたが、

出展ブランドの相次ぐ撤退により開催中止となっています。

 

2.中止までの経緯

開催延期発表後の4月にロレックス、パテックフィリップ、シャネル、ショパール、チューダーの5ブランドが撤退を表明しました。

これを受け、数日後にはLVMHグループ傘下の各ブランドも撤退を表明しますが、

中止の決定打となったのは、同イベントの目玉だったロレックスら5ブランドの撤退とされています。

各ブランドは「延期決定のアナウンスがなかった」「延期に伴う出展料の返還がない」などを撤退の理由に挙げていますが、

実際は、業界内での存在感が年々小さくなっていくバーゼルワールドから離れる口実に使った、という事情があるようです。

過去にはリシュモングループとの決別、記憶にも新しい昨年のスウォッチグループ離脱などがあり、

盛況の裏でイベントの質が落ちていることは度々指摘されていました。

 

騒動後にはバーゼルの経営に対する批判も各所から漏れ聞こえてくるようになります。

今回の騒動は様々なメディアで「とうとうロレックス離脱」「ついにバーゼル崩壊」などと取り上げられましたが、

当事者であるバーゼル側は出展ブランドの離脱を受け「予想だにしない出来事で大変驚いている」との声明をだしました。

業界内で一人残らず予想していたことを、当事者のみが予想外としたこの声明に、経営陣の危機管理能力、

ひいては変わりゆく時計文化への理解不足などが見え隠れしているのかもしれません。

 

3.今後の開催は?

バーゼルワールド2020は中止になったものの、現在は来夏の開催に向け調整中とのことです。

どのような形の開催になるかはわかりませんが、近年増えつつあるオンラインイベントを意識し、

バーゼルという土地や、生の時計に集まる人々の熱など、リアルならではのポイントをうまく活用してほしいですね。

 

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