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【パテックフィリップ】大高騰のノーチラス 未踏の1500万台を突破!

こんにちは、小金井市の買取専門店 買取リッチ東京 東小金井店 です。

 

世界3大時計の中でも別格に扱われることの多いパテックフィリップは、

いまやロレックスとともに近年の高級時計の高騰相場全体をけん引するブランドになりました。

需要増加に応える増産はしないという経営方針はこの2社の共通点で、

人気モデルが天井知らずに高騰し続けている大きな要因になっています。

そんな高騰モデルを多く抱えるパテックの中で今最も話題に上がることが多いのがノーチラスRef.5711です。

今回は年明けから大高騰している5711についてご紹介します。

 

ノーチラスの歴史 クォーツショックと深い関係

出典:https://www.patek.com/ja

機械時計がクオーツショックの深刻な影響下にあった1976年にノーチラスは登場しました。

70年代から80年代は多くの老舗ブランドが時代にあわせてクォーツ時計を作り出した時代でしたが、

パテックはあくまで機械にこだわり、スポーツウォッチに活路を見出します。

時計を評価するうえで最も重要ともいえる精度において機械式はクォーツに勝ち目がなく、

当時は宇宙やスポーツなどと絡めたイメージ戦略を採用・強化する老舗ブランドは少なくありませんでした。

高級時計といえば金素材という時代の中でSS製のノーチラスは大きな話題になり、

その完成度の高さと新鮮なラグスポのインパクトによって機械時計復興の立役者となります。

 

生産終了による大高騰 青文字盤の人気浮き彫りに

名作揃いと言えるノーチラスの最人気モデル5711は過去最高値を突き抜けて推移中です。

2020年は一時期1000万に迫る実勢価格となって買い渋りが起きましたが、

年が明け2月に入ると一気に1200万まで上昇、現在は1500万を上回っています。

原因は1月末に判明した5711青文字盤生産終了の一報です。

去年の段階で白文字盤の生産終了は決まっていたため黒文字盤はタイミングを伺っている状況でしたが、

年明けすぐの廃盤決定ということになりました。

流通量が少ないため相場が跳ね上がることはしょうがないものの、今後下がるかがポイントになってきそうです。

 

2021年の相場予想 後継機の登場も影響なし?

昨年の新型コロナ流行は5711の相場に大きな打撃を与えて価格を下落させましたが、

同時に品薄状態を加速させたことで現在の大高騰の一因にもなっています。

今回はそこへ廃盤が重なったため大高騰となりましたが、これを一時的とみるかは非常に難しいところです。

後継機が4月に出る噂が本当であれば需要が分散され緩和される可能性もありますが、

生産数・流通量が減っている今の状況では、その影響も大きくはないでしょう。

市場全体をみても、昨今の人気モデルが廃盤決定後に価格を大きく落とすことは少なく、

今後1000万を下回るタイミングが訪れることも考えにくくなっています。

1000万と聞くと現実感のない数字ですが、定価の約2,5倍とみると高騰モデルであれば珍しい倍率ではありません。

同じように、現在の1500万超という実勢平均も定価の4倍とみると、今後下がらずともおかしくはないと言えそうですね。

 

筆者:買取リッチ東京 東小金井店 店長

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