こんにちは!東村山市の買取専門店 買取リッチ東京 東村山店です。
タイメックスやハミルトンなど、ミリタリーウォッチのイメージが強いメーカーの多くは、戦争によって名を上げたと言っても過言ではありません。
一方、あのロレックスも軍用時計を作っていたことはご存じでしょうか?
今でこそ秘密主義のロレックスですが、20世紀に最も効果的な広告を打った時計メーカーはロレックスと言われています。
戦争には時計の見本市としての面もあり、少なくない数の時計メーカーがここに着目していました。
時計技師ではなくビジネスマンを創業者に持つロレックスは、一体どのような軍用時計を作ったのでしょうか。
今回は比較的知名度の高い3モデルをご紹介します。
ロレックス サブマリーナRef5513/Ref.5517 英国軍モデル
軍用ロレックスで最も有名なのがサブマリーナの英国軍モデルです。
5513が正式に英国軍に採用された後、英国軍の特注により5513をベースにしたサブマリーナ5517が作られました。
後述のサブマリーナA6538とあわせて、これらの軍用サブマリーナは「軍サブ」「ミリサブ」などの愛称で親しまれ、軍用ロレックスを代表するモデルになっています。
5517はケースのバネ棒が溶接され、ナイロン製のNATOベルトがついているのが特徴です。
溶接することでバネ棒が外れる心配がなく、万が一片方が外れたとしても、NATOベルトなので本体が落下する心配がありません。
頑丈な時計を素早く大量に生産することを考えた時、弱いバネ棒と一人一人に調整が必要な金属ブレスが問題でしたが、5517はこれらを合理的に解決しました。
戦場での実用性が評価された5517は、その後フランス海軍やカナダ海軍でも採用され、世界中で高い知名度を得ています。
ロレックス 手巻き ベトナム戦争 士官支給モデル
ベトナム戦争での時計の主役は、ハミルトンを筆頭とした米国メーカーでした。
かつてない量の時計が必要になることが事前にわかっていた米軍は、海外メーカーではなく自前で調達する方針を執ったのです。
アメリカの時計メーカーにミリタリの強い印象があるのは、このような生い立ちが関係しています。
ではロレックスの出番はというと、士官への支給品の一部とかなり存在感を潜めました。
米国メーカーの間に割って入ることができなかったというよりは、大きな理由が別にあります。
それは、この時点でロレックスはティファニーなどのジュエリーブランドと組んでアメリカ進出を本格化させていたため、戦場で使われているというイメージがつくのを嫌ったということです。
たしかに、ジュエリーショップで買った自分の時計が戦場でも使われていたら少し複雑な気持ちになりますね。
戦争が長引くにつれて蔓延した反戦ムードによる不買運動に巻き込まれていた可能性もあったため、ここでロレックスはまた1つ困難を乗り越えたと言えるでしょう。
現在、このベトナム戦争モデルは意外にも流通量が多いものの、そのほとんどは本物かどうかがわかりません。
コピー品が簡単に作れるうえ、鑑定できる人間も限られていることから、なかなか手が出しにくいモデルになってしまいました。
お探しの方は信頼できる店舗に当たるのが良いでしょう。
ロレックス オイスターデイト Ref.6694 UAE空軍モデル
ロレックスの中東モデルと言われるジャンルには、UAEやサウジアラビアの軍などの特注品が多く存在しています。
一般的には発注した軍の紋章が入ることが多く、いわゆるミリタリー感とも違う独特な中東感が特徴です。
ロレックスとアラビア語の組み合わせは見慣れませんが、デザイン的にかっこいいと感じる方は多いのではないでしょうか?
モデルを限定せずに中東モデルで探せば、意外にもお店で簡単に見つけられるのも特徴です。
中でも比較的に知名度が高いのがオイスターデイト6694のUAE空軍モデルです。
どうやらある程度の製造数があったようで、中東モデルの中では国内の取引数が近年でも少なくありません。
しかし、コロナ以降を見ると確実に流通は減っているため、将来的に見かけなくなる可能性がでています。
お探しの方は急いだほうが良いでしょう。
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この記事を書いた筆者:買取リッチ東京 東村山店 店長
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