ロレックスの代表的モデルの1つであり、優れたダイバーズウォッチとしても有名な、「サブマリーナー」。
今では通常の普段使い用としても高い人気を誇っている時計ですが、そんなサブマリーナーの中にあって、ひときわ有名なレアモデルが存在しています。
その名も「Ref.16610LVマーク1」。
今回はそれについて、皆様にご説明いたしましょう。
まず前提として、Ref.16610LVは2003年にサブマリーナー誕生50周年記念として発表された、ステンレス仕様の特殊モデルとなります。
当時ステンレスのサブマリーナーには黒1色のベゼルのみが搭載されておりましたが、こちらはベゼルが鮮やかな緑色に染め上げられており、通称「グリーンサブ」の愛称でファンに親しまれていきます。
ところがこちらは早くも2010年に製造終了。
つまりたったの7年間しか販売されませんでした。
もはやこの時点でも相当な希少価値が付いていそうな気配がしますが、本題はここから。
実は「Ref.16610LVには、3つの特殊仕様を持つ個体が混ざっている」、ということが判明しているのです。
1つは「ライムベゼル」
ベゼルの緑色が後の個体と比べて明らかに異なっており、明るい、もしくは淡いとでも言える色調となっているものを指します。
2つめは「ビッグスイス」
サブマリーナーの文字盤には、6時位置にアルファベットで「SWISS MADE」という表記がありますが、このフォントが通常よりわずかに大きく、また、スイスとメイドの間のスペースも広くとられているものが「ビッグスイス」です。
そして、3つ目は「ファット4」
サブマリーナーでは潜水時間を計測するためとして、
ベゼルに大きくメモリが表示されていますが、メモリ上の「4」のフォントが他と異なる書体となっているもの、それが「ファット4」です。
具体的には「4」の上側が平面となって尖っておらず、また、内側のスペースが3角ではなく、台形のように見える個体を指します。
これらの特徴をすべて併せ持つのは、2003年の発売直後にのみ出回った、製造初期の個体のみ、それが通称マーク1と呼ばれる存在なのです。
言うなれば、たった7年しか発売されていなかった時計の、さらに最初の1年ほどしか流通していなかった個体というわけです。
こうなるともはや、その希少価値の高さは計り知れないものがありますね。
では、実際にお値段の方はどうなっているのでしょう。
2022年現在、マーク1の条件を満たしていない個体に関しては、中古市場での販売相場はおおよそ200万~300万ほどとなっているようです。
ちなみに発売時の定価が約54万円となっていますので、この時点で4倍以上に相場が膨らんでいることが分かります。
そして肝心のマーク1に関しては、上記を大きく上回り、なんと中古の販売相場は約400万円となっている模様。
更に言えば、Ref.16610LVは、販売終了直後から現在まで、中古相場が右肩上がりのままをキープしています。
すなわち、ここからさらに伸びていく可能性もあるということです。
こうなってくると、今後どこまでマーク1の人気が伸びていくのか、俄然楽しみになってきてしまいますね。
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