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【2022年4月】金属アレルギーが出やすい金属ついて。貴金属専門鑑定士が解説します。

今回は金属アレルギーについてご紹介いたします。

金属アレルギーとは

金属アレルギー、金属かぶれとは、特定の金属に対するアレルギーによって、その金属に触れたり、その金属を含む食べ物を身体に取り込むことによって起きるアレルギー症状の総称です。

金属によるアレルギーは、大きく分けて【金属に直接触れることで皮膚がかぶれるタイプ】と【全身に症状が出るタイプ】の2つのタイプがあります。

金属に直接触れることで皮膚がかぶれるタイプの金属アレルギー

金属製のアクセサリーや装飾品、金属を使用した染料で染めた装身具や衣類や化粧品など、
金属を使った製品に触れた部位に一致して皮膚にかぶれの症状が現れるものです。

汗をかかないと症状は出にくかったり、逆に汗をかきやすい夏や運動した後に起きやすいのが特徴です。

全身に症状が出るタイプのアレルギー

こちらは稀のようで、原因となる金属を食品や歯科材料などを介して身体の中に取り込むことで起きるアレルギー症状で、症状の出方は人によって様々です。

いずれのタイプの金属アレルギーであっても、原因となる金属を避けることによって、ある程度症状をコントロールできます。

金属アレルギーの症状は時間が経過してから現れることもあるため、原因となる金属を自分で特定することは困難です。

気になるときは医療機関でパッチテストを受けることをオススメいたします。

金属アレルギーを起こしやすい金属

金属アレルギーを起こしやすいモノとして有名なのが、ニッケル、コバルト、クロムの三つ。

使用されている主な製品については以下となります。

ニッケル

イヤリング、ネックレスなどのアクセサリー、ベルトのバックル、ニッケルメッキ、硬貨、塗料など

コバルト

メッキ、塗料、硬貨、青色系染料、顔料、化粧品、セメント、乾燥材など

クロム

メッキ、インク、塗料、革製品のなめし剤

金属アレルギーの予防方法

金属アレルギーは誰でも発症するリスクがあります。

金属かぶれにならないためには、金属アレルギーを引き起こしやすい金属に頻繁に触れないように心がけることが大切です。

眼鏡や時計など、肌につけて使用する日用品は、チタン製やニッケルフリーのものを選ぶとよいでしょう。

アクセサリーも、イオン化しやすいメッキ製品は避け、純度の高いプラチナや金を選ぶと比較的安全です。

夏場や運動時など、汗をかきやすい状況では金属を身につけないようにすることも大切です。

金属が体液に触れやすいピアスは、金属アレルギーを引き起こしやすいので要注意です。

ピアスを開ける場合は、医師の指示に従うこと、ピアスホールが安定するまでは、チタン製あるいは金属以外の素材のものを使用することが大切です。

入れ歯やインプラント、歯の詰め物も金属かぶれの発症につながることがあります。

口腔ケアを習慣づけ、虫歯にならないようにしましょう。

もし金属かぶれになってしまった場合は、原因金属を避けることが一番の発症予防になります。

医師の指導のもと、身の回りの金属製品や微量の金属を含む食品に注意を払って生活しましょう。

金属アレルギーが起きにくい金属

金属アレルギーだけど、どの金属なら大丈夫なのかが判らないという人は、アレルギー反応が出ないアレルギーフリーの金種を覚えておくと良いかもしれません。

通常、純度の高いチタンやサージカルステンレス、プラチナ製品(PT900~1000)はアレルギー反応が出にくいと言われています。

金属アレルギーの原因物質として、アレルギー頻度の高い順に

水銀 > ニッケル > コバルト > スズ > パラジウム > クロム > 銅 > 白金 > 亜鉛 > 金となります。

シルバー自体はアレルギーの原因になりにくいのですが、割金にニッケルを使うことが多く、ロジウムコーティングをしていてもアレルギーが出やすいので避けた方がいいでしょう。

金は溶けにくい性質なのでアレルギーを起こすことはほとんどないと言われています。

しかし、純金の商品でない限り、割金に別の金属をつかっています。

K18WG(ホワイトゴールド)は白い色をだすためにパラジウムを割金にしており、K18PG(ピンクゴールド)はピンクの色を出すために銅を混ぜているのでアレルギーが出る人も中にはいます。

特にピアスは前述の通り皮膚の真皮と直接接触するために反応が出てかぶれたりする場合があります。

安価なアクセサリーはメッキの場合が多いので、メッキがはげるとアレルギー反応が出てしまう可能性がありますのでご注意ください。

素材が金でも注意!

前述の通り、溶けにくい金はアレルギーが起きにくいです。

ただし、品位(純度)の低い金には注意が必要です

イオン化しにくくサビつきにくい純金ですが、実は「非常に柔らかく傷つきやすい」という特徴があります。

日常生活の中で、簡単に変形したり傷ついたりするアクセサリーは、使い物になりません。

そのため、ジュエリーに硬度や耐久性を持たせるため、金に混ぜ物をしてバランスを調整するケースが一般的です。

この混ぜ物のことを「割金(わりがね)」と言います。

割金には銀や銅を使用するのが一般的です。

K24やK18といった金の品位は、金にどの程度の割金が含まれているのかを示すためのもので、数字が小さくなればなるほど、金以外の金属が含まれていることを示しています。

この割金が原因で金属アレルギーを発症するケースもあるので、注意しましょう。

カラーゴールドや金メッキも要注意

カラーゴールドも純金ではなく、銅や銀のほか、パラジウムやニッケルが使用されています。

グリーンゴールドは、割金として主に銀が使用されています。

レッドゴールド、ピンクゴールドには、割金として銅やパラジウムが多く使用されています。

ホワイトゴールドには、ニッケルやパラジウムのいずれかが使用されていることがあります。

もちろん金メッキの下地や本体の素材にも注意しましょう。

ニッケルや真ちゅうが使用されていることがよくあります。
(K14の金メッキは、「K14「GP」などと表記されています。)

近年人気のカラーゴールドも、純金にその他の金属を混ぜ合わせて作られています。

グリーンゴールドに使われている割金は、主に銀。

レッドゴールドやピンクゴールドの場合は、銅やパラジウムが使われるケースが一般的です。

ホワイトゴールドでは、卑金属であるニッケルや、金属アレルギーの原因になりやすいパラジウムが使われている製品もあるので、こちらも注意しましょう。

金メッキ製品を選ぶ場合は、下地や本体の素材もチェックしてみてください。

ニッケルや真ちゅうが使用されている場合、金属アレルギーのリスクが上昇してしまいます。

メッキ製品を見分けるためのポイントは、品位にあります。

「K14GP」のように、「GP」表記があれば、それがメッキ製品である印です。

まとめ

今回は金属アレルギーについてご紹介いたしました。

比較的安全と言われている金製品も品位や加工内容によってはアレルギーが起きてしまう場合もございます。

 

 

この記事を書いた筆者:

買取リッチ東京昭島中神店 貴金属専門鑑定士

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