こんにちは!昭島市の買取専門店 買取リッチ東京 昭島中神店 です。
前回特集したエクスプローラーⅠと並び、次の新作候補の本命と噂されているのがエクスプローラーⅡとなります。
スポロレの王道であるエクスプローラーⅠの上位機種という難しい立ち位置ですが、半世紀の中でアイデンティティを確立し、人気モデルの仲間入りを果たしました。
サブマリーナと同じく、極めて専門性の高い機能を持ったプロフェッショナルウォッチが大衆人気を得ていく過程には、ロレックスの販売戦略が見え隠れしています。
新作発表直前の今回は、エクスプローラーⅡの歴史と現在の買取価格をみていきましょう。
ぜひ最後までご覧ください。
出典:https://www.rolex.com/ja
尖りすぎたコンセプトが定着に至るまで
初代エクスプローラーⅡ1655は、エクスプローラーⅠの登場から約20年後の、1971年に登場しました。
エクスプローラーⅠの「探検家の時計」というコンセプトからさらに限定した「洞窟探検家の時計」というかなり攻めた開発コンセプトを持ちます。
より厳しい環境に対応できるモデルとしてエクスプローラーⅠの上位機に位置付けられており、暗所を得意としているのが最大の特徴です。
24時間針の先端の大きな三角、日付がわかるデイト、堅牢性を強化するリューズガードなど、「薄暗い環境で一定期間過ごす」という場合には、とても便利な性能になっています。
この尖った性能によって80年代には不遇な時代を過ごしますが、ロレックスブランドの確立とともに、登山などのアウトドアアクティビティの普及もあって、現在まで着実に地位をあげてきました。
圧倒的な実用性を証明することでブランド価値を上げてきたロレックスにとって、過酷な環境での実績を作ってきたエクスプローラーⅡの貢献度は小さくありません。
スポロレの50周年 EX2の記念モデルはほとんど確実?
そんなエクスプローラーⅡにとって、今年2021年は誕生50周年の大きな節目の年になります。
グリーンベゼルの特別仕様となったサブマリーナ16610LV、プラチナケースにアイスブルー文字盤のデイトナ116506、金無垢にグリーン文字盤のGMT、116718LNなど、スポーツモデルの50周年は記念モデルによって祝われてきました。
エクスプローラーⅠの50周年に限っては特に何もありませんでしたが、硬派なスタンダードモデルらしいということでここでは置いておきましょう。
とにかく、他の時計ブランドに比べて思い切った変更を加えないロレックスにおいて、緑サブに匹敵する実験的な挑戦がエクスプローラーⅡに許される絶好の機会が今年なのです。
1971年登場!初代Ref.1655
エクスプローラーⅡの初代モデル1655には、約15年の販売期間がありました。
スポロレ随一の人気機種であるGMTは全世代で大きく高騰しており、初代の最高買取価格は現在250万まで上がっています。
つい数年前は150万~180万前後だったと思うのですが、人気モデルの上昇率は年々上がっているようです。
世相を反映?2代目Ref.16550
2代目16550の登場期間は1984年~88年と非常に短命なモデルです。
発売期間の短さと高騰の煽りによって、現在の最高買取価格は280万超まで上がっています。
インデックス、短針、三角マークなどデザインに大きな変更が加わった他、24時間針がGMT機能を備えたことにより、2つの地点の時間の表示が可能になりました。
デザインは現代風にスタイリッシュになった印象ですね。
従来のハードなアウトドア向けラインというポジションから、徐々にハイキングやビジネスといった大きな需要も狙うロレックスの戦略があったのかもしれません。
流行に流されない硬派な企業というのは多くの方がロレックスに抱くイメージのひとつですが、しっかりとしたマーケティングに基づく開発は非常に得意としています。
ロレックスが時計技師ではなくビジネスマンを創業者に持つことは、EX2の成功を分析するうえでも重要な視点といえるでしょう。
黄金時代の幕開け 3代目Ref.16570
3代目16570は16550から大きな変更はないものの、数字の書体が若干スマートになったことでさらに街使いに適応し、20年のロングセラーモデルになりました。
「キムタクモデル」ことエクスプローラーⅠ14270が巻き起こしたエクスプローラーブームに乗っかる形で人気を得た16570ですが、前モデルから引き継いだ各種機能や、白黒から選べるダイヤルカラーの評価は上々でした。
現在の買取相場は70万~80万になっていますが、4月の新作登場とセットで相場高騰の見込みが強くなっています。
初代オマージュの現行モデル!4代目Ref.216570
4代目となる現行の216570は2011年の登場です。
モデル誕生40周年の節目に登場した216570は、オレンジの24時間針の採用よって初代をオマージュしたことで話題になりましたね。
42mmへと大型化したケースサイズに伴い、時分針、24時間針、インデックスも大型化して視認性が上がり、デザインと機能の両面で大胆なモデルチェンジといえます。
厚みも増したことで一層タフなモデルとしてエクスプローラーⅠと差別化され、デイトの有無のみで見分けられていた時代は遥か昔になりました。
現在の買取相場は90万~100万弱と、100万を上回るかどうかのタイミングになっています。
新作が出た場合は瞬間的に150万くらいまではいってもおかしくなさそうですので、来月の発表に大注目ですね。
この記事を書いた筆者:買取リッチ東京 昭島中神店 店長
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