こんにちは!買取リッチ東京 花小金井店です!
今回は日本最大級の時計イベント『三越ワールドウォッチフェア』についてご紹介します。
「時の懸け橋」をテーマに国内外の名ブランドが一斉に揃い、10/14から10/27までの期間で現在開催中です。
今年はウォッチズ&ワンダーズジュネーブとバーゼルワールドという世界的な見本市が中止してしまったため、
新作を直に見ることのできる大変貴重な機会になっています。
1 A.ランゲ&ゾーネの特別展示品とは?
今年は創業者F.A.ランゲが時計工房を興してから175年というアニバーサリーイヤーになります。
「175年は細かく刻み過ぎでは?」と感じるかもしれませんが、同ブランドを抱えるドイツは今年で東西統一30年を迎えており、
記念モデルを出す理由としてはこちらだけで十分と言えるでしょう。
なんにせよ、工房誕生175周年を祝って特別展示されるのは、普段は本社に保管されている特別な懐中時計になります。
この懐中時計はF.A.ランゲと彼の息子たちによって作られたランゲ&ゾーネの原点の時計であり、
材料・技術・歴史的価値において同ブランドの最高傑作と言われているのです。
年内に国内4か所を巡回する予定で、東京以外では大阪でも展示される予定になっていますので、
気になる方はぜひチェックしてみてください。
2 F. A.ランゲへ捧げる3モデル
工房設立175周年を記念し、限定生産でF. A.ランゲへのオマージュモデルも発表されました。
ランゲが専用使用権を有する素材ハニーゴールド製のケースが特徴で、ブティックのみの限定販売ということです。
モデル名の頭につく'1815'はF. A.ランゲの誕生年に因んでおり、
95年から製造されてきた1815モデルは総称して1815ファミリーと呼ばれます。
比較的安価で大衆向けのモデルもある1815ファミリーの中で、
今回の175周年モデルは複雑機構を搭載するハイエンドウォッチとなりました。
3 日本の時計史も詳しく展示!
本館7階催物会場ではテーマ「時の懸け橋」に因み、時計の歴史をセイコーミュージアム所蔵品を展示して紹介しています。
日時計の始まりから、20世紀中ごろのマリンクロノメーターまでを現物を交えつつ学ぶことができます。
過去だけでなく未来にも焦点を当て、ヒコ・みづのジュエリーカレッジの卒業制作作品も展示されており、
海外一流ブランドのハイエンド機から学生の卒業制作まで楽しめる奥深いイベントと言えるでしょう。