こんにちは!買取リッチ東京 東村山店 です!
前回はセイコーの初代GS復刻モデルをご紹介しましたが、
今回はタグホイヤーより初代の面影を残す新作カレラをご紹介します。
カレラとは?
1950年代に「世界で最も過酷」と呼ばれた公道レース、カレラ・パナメリカーナ・メヒコから名付けられました。
メキシコからエクアドルまでの3200キロを7日間かけて走るこのカーレースイベントは、
毎年死者を出すほどの過酷さで僅か4年で終了します。
そんなレースに魅了されたホイヤー家の4代目・ジャックホイヤーは、
同イベントに敬意を表した初代カレラを63年に発表しました。
初代カレラを現代風にリメイク
初代カレラは防水のためプラ風防の接合部にテンションリングを嵌める必要があり、
このリングを活用する形で1/5秒単位の目盛りが入っていました。
現代はケースと風防の進化によってテンションリングは必要なくなったため、
新作カレラではダイヤル周縁にメモリが刻まれています。
一方、長さが印象的なラグのデザインは初代から大きく変わらずに継承しました。
多機能なカレラをスタイリッシュにまとめる長いラグは、
ジャックホイヤーがほれ込んだ60年代当時から代々受け継がれています。
リューズやケースサイズにも現代にあわせた調整が入り、
新作カレラは初代のリメイク版といえるのかもしれません。
モナコ50周年だった去年に続き、今年もタグホイヤーのメモリアルイヤーとなりましたが、
同社の代表作といえばやはりカレラといえるでしょう。
復刻版ではなく、あくまでも実用性にこだわったリメイク版の新作カレラをぜひチェックしてみてください。