こんにちは！東村山市の買取専門店 買取リッチ東京 東村山店 です！
コロナは世の中に多くの変化をもたらしましたが、ロレックスに限っても多くの常識が覆りました。
この1.2年間のロレックスを追っていない方にとっては、今のロレックス市場や中古相場はまったく理解できないほどに変化してしまっています。
端的に言えば、ロレックスの正規店へ行っても、欲しいスポーツモデルが並んでいる可能性はかつてなく低くなっているということです。
これはデイトナやサブマリーナの話ではなく、エクスプローラーⅠまで含めたすべてのスポーツモデルの話であり、デイトジャストすらないという店舗も今や少なくありません。
入門機に位置付けられているエントリーモデルですら深刻な品薄ということで、最人気モデルの入手難度は間違いなく過去最高になっています。
そんな昨今のロレックス事情の中、今回はコロナ禍に変わったロレックスにまつわる新常識をご紹介します。
売り時を探っている方はもちろん、初めてのロレックスを考えている方にとってもお役に立てる内容になっているので、ぜひ最後までご覧ください。
こちらの記事は動画版も公開しています。
「ロレックス相場は崩れない」は誤り！
「ロレックス相場は崩れない」「ロレックスは資産になる」といった謳い文句は、ブランドの強い求心力となってロレックスを大きくしました。
90年代に始まったロレックスブームに端を発した現在の高騰相場は、ロレックスを資産と考える多くの人によって支えられています。
言うまでもなくこれはロレックスの戦略ですが、金や株のように保管する大勢によって、定価をはるかに上回る価値が作られ保たれているのです。
良し悪しは置いておくとして、事実ロレックス市場はいまや金融市場とも言えます。
そんなロレックス市場も2020年の前半にはコロナによる打撃を受けました。
デイトナの実勢平均は250万を割るかという下落を見せ、このタイミングで手放したという声も多く聞きます。
ここで言いたいのは、相場が脆いということではなく、短期的に崩れることは今後も多くあるということです。
特にデイトナのような最人気モデルは景気に敏感に反応するため、今年5月のような派手な下落も珍しくありません。
頭からロレックス相場の堅さを信じきっている方は、売った後に後悔しないためにも、「上がっていく中で崩れることもある」程度に考えてもよいかもしれませんね。
「高騰しているのは一部の人気スポーツモデル」は昔話！
スポーツモデルにも人気モデルと不人気モデルがあった時代は終わったと言えます。
いまやデイトジャストやオイスターパーペチュアルなど、スポーツモデルですらないモデルが軒並みプレミア化し、これが常態化しつつあるのです。
高騰の影響は旧作まで及ぶほどで、様子見しているうちに手が届かなくなることも珍しくないでしょう。
コロナが終われば元に戻るわけではなく、高まり続ける需要と決まった供給の関係は今後も変わりません。
この1.2年で決定的に偏ったバランスは今後も偏ったままとなります。
資産の性格を強めたロレックスは、高級時計の中でさらに特異な立ち位置に変わっていくでしょう。
「相場が高止まりしてるうちが売り時」は絶対ではない！
ロレックスの売り時は、相場が高止まりしている間が良いという話があります。
この話の根拠は2つです。
1.過去の統計を見る限り、高止まりの後は下落に転じる可能性が高いということ。
2.相場が不安定な時期に比べ、買取価格が高く設定されることが多いということ。
買取店から見た時、1つ目の根拠はともかく、2つ目の根拠については一定の信憑性はあると言えます。
相場がジェットコースターのように派手な乱高下をしている最中、その上限値だけを見て買取額を決めるのは難しく、安定期に比べ控え目にはなりがちなためです。
近いうちに上向く見込みがあったとしても、強気に出れる買取店は多くはないでしょう。
よって、相場が高止まりしてるうちが売り時という見方があるのも理解はできます。
一方、この1年の買取相場を見るに、大高騰中の価格にぴったりと合わせるような買取価格を出す店が多くなっています。
垂直的な高騰の後はほとんどの場合で揺り戻しが起こりますが、この1.2年はそういった揺り戻しが少なくなっているためでしょう。
そうなると、1年で最も実勢価格が跳ねる時期に手放すことは有力な選択肢になります。
例年4月の新作発表に向け、ほとんどのモデルは3月一杯は高騰する傾向にあるため、売り時として3月一杯は、今まで以上に良いタイミングになったということが言えるのかもしれません。
この記事を書いた筆者：買取リッチ東京 東村山店 店長
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