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【ロレックスの豆知識】レアモデルのアイボリーダイヤルって何でしょう?

こんにちは!買取リッチ東京昭島中神店です!

この数年で中古市場相場が上昇し、注目の的となっているのが皆さんご存じのロレックス。

その中でもひときわ注目を集めているのが、俗にいうレアモデルの数々。

もともと高額で取引されていた各種モデルが、ここ最近の高騰によって最新型もかくやという値段に大幅上昇しているのです。

今回はその中の一つ「アイボリーダイヤル」についてご説明いたしましょう。

 

アイボリーダイヤルとは何?

アイボリーダイヤルは約37年前に販売されていた、ロレックスのエクスプローラーII(Ref.16550)と、約20年前のデイトナ(Ref.116520)にのみ見られる
特殊な文字盤を持った個体のことです。

それらの中で、本来は白いはずの文字盤がアイボリー色、つまり「少し黄色に近い白」に変色しているものがまれに発見されます。

それこそがアイボリーダイヤル、別名クリームダイヤルとも呼ばれるレア個体です。

ところがこのアイボリーダイヤルは、どうして実在しているのか理由がよくわかっていません。

正式なカタログなどにはバリエーションとして記載されておらず、ロレックス側も特に公式発表などは行っていません。

元々アイボリー色の文字盤として、何らかの理由で少数生産されていたという説や、白い文字盤が経年により変化した説などがありますが、はっきりしたことは不明です。

有力視されている説としては、確認されているアイボリーダイヤルの生産時期に偏りがあるため、その時期に使用されていた塗料が原因ではないかとも言われています。

つまり、一時期のエクスプローラーⅡとデイトナの白文字盤に使用されていた塗料が、日光による焼けなどに弱い特性を持っており、それによって偶然アイボリーダイヤルが誕生。

ところが当時はそれが単なる「素材の欠陥」と見なされて、ロレックス社によってすぐに改修されてしまったのではないか、という説です。

アイボリーダイヤルはいくらで取り引きされているの?

さて、肝心のお値段に関してですが、例えば1例として、現在デイトナのRef.116520は綺麗なものであれば中古でも約300万前後で販売されています。

ところが、これがアイボリーダイヤルとなると、一気に400万以上まで跳ね上がる場合があるようです。

その差はおよそ100万円以上。

エクスプローラーⅡの方も差額はおよそ同程度。

いずれも文字盤がちょっと変色しているだけで、性能には全く差が無い同一のモデル。

にもかかわらず100万円もの差異が発生するといのは、実にすさまじい話です。

このように誕生経緯からして謎に包まれているアイボリーダイヤルですが、逆にその謎めいている部分こそが持ち手の想像力を刺激し、近年のコレクターやロレックスファンには、ことさら魅力的に映るのかもしれません。

弊社としましても、今後の中古市場での動向に大いに注目したいと思います。

 

この記事を書いた筆者:

買取リッチ東京昭島中神店 鑑定士

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