はじめに
こんにちは!買取リッチ東京西八王子店です!
近年、過去に例を見ない勢いで高騰を続ける金価格。
昔買った貴金属製アクセサリーの売却を検討する方もいると思います。
箪笥の奥に眠っていたアクセサリーを見て「これは本物なの?」「そもそも売れるの?」という疑問を持つことがあるかもしれません。
今回は金が本物かどうかお家で簡単にできる見分け方をご紹介します!ぜひ最後までご覧ください!
金製品の種類
①本物の金
金製品ですので、当然本物の金が使用されています。
金の延べ棒(インゴット)は、ほとんどの場合純金で作られていますが、アクセサリー類には亜鉛やニッケルなどの「割金」と呼ばれる金属が混ぜられています。
金やプラチナなどの貴金属は柔らかい性質を持ち、衝撃に弱いためアクセサリーの素材に向きません。
金が含まれる割合は製品ごとに異なり、売却の際は金の純度をもとに価格が算出されます。
②金貼り、金箔、金メッキ
3つの製法はそれぞれ異なりますが、「真鍮や銅などの金属を薄い金の膜や板でコーティングした製品」という点で共通しています。
金製品よりも格段に安い価格で、金製品の風合いを感じることができます。
偽物ではありませんが、金製品としてみなすことは難しく、店によっては買取不可能としている場合もあります。
しかし、シャネルなどの高級ブランドアクセサリーであれば、メッキ品でも値段が付く場合がほとんどです。
③刻印入りの偽物
金製品はわずかな例外を除き、金の含有量を示す刻印が記されています。
ここで注意したいのが、刻印で示された純度よりも実際の含有量が低い偽物です。
こうした偽物が市場に出回っているせいで、金と思って高額で購入したものが実は安価なメッキだということが起こってしまいます。
本物の金ってどうやって見分けるの?
お手元の金製品が本物かどうか見分けるためにはいくつかの方法がありますが、お家で簡単に判別できるのは主に2つです。
①磁石に近づける
最も手軽にできるのが、磁石を近づける方法です。
やり方はとっても簡単。
磁石を製品に当て引き寄せられるか確認するだけです。
金やプラチナ、銀などの貴金属製品は磁石にくっつかない性質をもっており磁石に反応を示しません。
反対に、メッキ品で扱われるニッケルなどの金属は磁石に反応しくっつきます。
この相反する性質を利用し、素材を見抜くことができるのです。
強力な磁石であれば反応を確認することが容易ですが、100円ショップで購入できる安価な磁石でも判別することができます。
②刻印を調べる
磁石に反応を示さないことを確認したら、刻印を調べましょう。
前述の通り金製品には金の純度を表す刻印が彫られています。
モノによって刻印が小さい場合もあるため確認の際はルーペを使用すると確実です。
製品 |
刻印の場所 |
ネックレス/ペンダント |
留め具、ペンダントトップの裏 |
リング |
リングの裏側 |
ピアス |
本体のどこか |
金貨/メダル |
表面や裏面 |
金杯 |
底面 |
インゴット |
表面 |
製品によって刻印の場所は異なりますが、おおむね表に記載された場所に刻印されています。
古いものの場合、刻印が擦れて見えづらくなっている可能性もあります。
刻印 |
金の含有量 |
純金 /K24 /999.9 /999/FINE GOLD |
100% |
K22 /916 |
91.6% |
K20 /833 |
83.3% |
K18 /750 |
75% |
K14 /585 |
58.5% |
K10 /416 |
41.6% |
K9 /375 |
37.5% |
18K、24Kなど後ろにKがあるもの |
要検査 |
GP/GF |
金メッキ |
刻印無し |
要検査 |
アクセサリー類はK18が使用されることが多く、インゴットや金貨はK24が使用されることが一般的です。
同等の純度を表すものでも表記に違いがあります。
GP/GFの刻印はそれぞれGold Plated/Gold Filledを意味し、金メッキであることを示しています。
③比重値を量る
上記の2つに比べると少々手間はかかりますが、より確実な方法が、比重値を量ることです。
用意するものは秤と高さのある容器、糸のような細長いアイテムです。
容器に水を溜め、金製品に糸を通します。
秤に容器を載せて値をリセットし、糸に垂らした金製品を水に浮かべます。
このとき、金製品が容器の底に接触しないように注意しましょう。
重量を計測して記録し、以下の公式に当てはめてみましょう。
製品の重さ÷水中での重さ=比重値
金の純度 |
比重値 |
K24 |
19.13~19.51 |
K22 |
17.45~18.24 |
K20 |
16.03~17.11 |
K18 |
14.84〜16.12 |
K14 |
12.91〜14.44 |
K10 |
11.42~13.09 |
導き出された比重値を上記の表と照らし合わせましょう。
ある程度の重さがあれば、正確に金の純度を特定することができます。
今回は金の純度のみを紹介しましたが、プラチナにも比重値が存在しているため、プラチナ製品の純度特定も可能です。
製品の重さが10gに満たない場合やアクセサリーに隙間があるデザインの場合、ジェムストーンなど金以外のアイテムがあしらわれている場合は正確な比重値を量れないことがありますので、注意が必要です。
全てが面倒くさい!という方は
ここまで金製品の真贋や純度の見極め方をご紹介しましたが、磁石を用意することも面倒くさい!という方もいることでしょう。
そんなときはお近くの買取店に持って行ってみましょう!
上記の3つに加え、長年鍛えた審美眼によってより正確に金製品の買取価格を出してくれます。
まとめ
今回は、金製品の真贋や純度について、お家で簡単に調べる方法をお知らせしました。
今回紹介したやり方以外にも金製品を見極めるポイントはたくさん存在しており、買取店の査定員は総合的な判断で製品を見極めています。
この記事を通して、金の見極め方を少しでも覚えていただけますと幸いです。
買取リッチ東京では金プラチナを含む貴金属製品の買取を行っております。
専門の査定員による安心のお見積りはもちろんのこと、お店によっては買取が難しいメッキ品の買取品なども行っていますので、ご不要なもの、お値段気になるものがございましたらお気軽にお申し付けください!
店頭にいらっしゃれば、金製品に関するご相談にも対応いたします!