はじめに
こんにちは!買取リッチ東京西八王子店です!
ギターやベースのブランドとして高い人気を誇るフェンダー。
ギターに興味がある方なら知らぬ者はいないでしょう。
今回は、フェンダーの歴史と有名モデルをご紹介します。
初心者向けにわかりやすく説明しますので、ぜひ最後までご覧ください!
フェンダーのはじまり
ギターブランドとして有名なフェンダー(Fender)ですが、もともとはラジオなどの機器を修理する会社でした。
1947年、創業者のレオ・フェンダーが、共同で設立した会社の名前を「Fender Electric Instrument Company」に改めたところからフェンダー社の歴史は始まります。
エレキギターの歴史を動かすモデル 「エスクワイヤー」
エレキギターの製造は1920年代からすでに始まっていました。
当時のエレキギターはボディ内部が中空の「ホロウボディ」が主流で、ボディに空洞がない「ソリッドボディ」はごくわずかなオーダーメイド品に限られていました。
ソリッドボディのエレキギターに目を付けたレオ・フェンダーは1948年より試作品の製作に着手し、翌年の1949年に量産品初のソリッドボディギター「エスクワイヤー」を発表しました。
フェンダーの有名モデル「テレキャスター」の原型になったエスクワイヤーの登場により、エレキギターの歴史は大きく動き始めることとなります。
フェンダーの低迷期
エスクワイヤーの登場以降、プレシジョンベースやストラトキャスターなど現在も高い人気を誇るモデルを多数生み出しますが、そんなフェンダーも常に大人気ブランドの地位にいたわけではありません。
1965年、アメリカの最大手放送局「CBS」が多角的事業展開を目論みフェンダーを買収したことで、法人としてのフェンダーは消滅します。
このタイミングで経営者から技術顧問へ異動したレオ・フェンダーも数年後には退社してしまいした。
技術部スタッフの育成ができず目に見えた品質の低下はファンの失望を買い、CBSフェンダーは経営の危機を迎えることとなります。
1985年にCBSが楽器部門から撤退し、YAMAHA等に在籍していた「ビル・シュルツ」を新たな最高経営責任者に迎えたことで、フェンダーは新たなフェーズに突入しました。
そこから徐々に売上を持ち直し現在に至ります。
フェンダーの有名モデル
エレキギターで最大手のフェンダーの中でも代表的なモデルを5つご紹介します!
1.テレキャスター
テレキャスターはフェンダーを代表する人気モデルです。
1949年、「エスクワイヤー」がソリッドギターの始祖として誕生します。
翌年の1950年、それをブラッシュアップしたギター「ブロードキャスター」が発売されますが、商標登録の問題で短期間の名称変更を余儀なくされます。
そうしてつけられた名前がテレキャスター。テレキャスターとして発売されたのは1951年です。
デタッチャブル方式というネックとボディが着脱可能な方式を採用しており、これは当時のギター製法において革新的なものでした。
フェンダーの最も有名なモデル「ストラトキャスター」の原型になりましたが、ストラトキャスター発売後も一定以上の人気を誇っています。
2.ストラトキャスター
1954年に登場したストラトキャスターは、フェンダーのみならずエレキギター全体を代表するモデルです。
ギターに詳しくない人でもエレキギターを想像すれば、ストラトキャスターの形を思い浮かべることでしょう。
テレキャスターの構造をほぼそのまま受け継いだ上で、さらなる簡略化が図られました。
肘や腰の当たる部分が削られたボディや3つのピックアップ、5つのセレクターなど数多くのギタリストが手にする理由が詰まっています。
初心者にも扱いやすい使用の短手、廉価ブランドから高額ブランドまで、数多くのブランドがコピーモデルを発表しています。
フェンダー以外の同型ギターはストラトキャスタータイプと呼ばれ、区別されています。
3.ジャズマスター
ジャズマスターは1958年に登場したフェンダーの人気モデルです。
1950年代当時、フェンダーと双璧をなす人気ブランド「ギブソン」の代表モデルであるレスポールはジャズ界隈で大人気でした。
反対に、ストラトキャスターをジャズに使うギタリストはほとんど居なかったのです。
ジャズマスターはジャズに対応可能なギターとしてギブソンに対抗し、レオ・フェンダーが作り出しました。
ピックアップの上にプリセットコントロールと呼ばれるスイッチが備わっており、音量や音色を細かく変えることができます。
発売当時はストラトキャスターの上位種としての位置づけでしたが、現在の人気はストラトキャスターの方が高いです。
4.ジャガー
ジャズマスターの更なる上位種として、1962年に発表されたのがジャガーです。
大まかな形状はジャズマスターと類似していますが、細かな点が異なっています。
ジャズマスターのネックはロングスケール(約648mm)なのに対し、ジャガーはショートスケール(約610mm)でありコンパクトな取り回しが可能です。
元はシングルコイルのピックアップでしたが、世界的人気を誇るバンド、ニルヴァーナのカート・コバーンがハムバッカーに改造して使用したことで人気が上昇。
のちにニルヴァーナモデルとしてハムバッカーのジャガーが公式で発売されました。
5.ムスタング
1964年に発表されたムスタングは、初心者や女性にもひきやすいサイズ感のギターとして誕生しました。
ジャガー同様ショートスケールで、全体的にジャガー以上のコンパクトさが魅力です。
同じ名前のベース「ムスタングベース」も存在しています。
まとめ
今回はフェンダーの歴史と人気のモデルを5つご紹介しました。
今回紹介したモデル以外にもフェンダーは数多くの魅力的なギターやベースが数多く存在しています。
興味のある方はより詳しく調べてみるとよいかもしれません。
買取リッチ東京では、フェンダーを含むギターやベースの販売・買取を行っております。
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