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ミルガウスってどんなシリーズ?
ミルガウスはフランス語の1000(ミル)と磁束密度の単位(ガウス)に由来するモデル名を持つシリーズで、
耐磁力性能に特化しているという、ロレックスの全シリーズ中でも一風変わったユニークな特徴を持っています。
1956年に初代(Ref.6541)が発売され、秒針にオレンジ色でかつジグザグの形状を持つ特殊タイプ、通称イナズマ針が装備されていることで話題を呼びました。
ただし、初代は僅か4年で生産終了してしまい、現在ではめったに見つからない極めて希少なレアモデルとして知られています。
状態が比較的良いものは、過去にはオークションで1000万円以上もの値が付いたこともあったとのことです。
その初代に替わって1960年に発売されたのが第2世代(Ref.1019)です。上記のイナズマ針が廃止され、ストレートな秒針に変更。
ベゼルの形状やインデックスも見直され、まるで別モデルのような外観へと変化。その後第2世代は1991年まで販売されていましたが、当時はいまいちユーザーのニーズと噛み合わなかったようで、一旦はそこでミルガウスというシリーズ自体が廃盤となりラインナップから消滅してしまいました。
ところがその後、テレビを始めとする電化製品や、パソコンや携帯電話などの個人用デジタル端末が普及する等につれ、「磁力に強い」というミルガウスの特性が再評価されていきます。
そして2007年、満を持して第3世代(Ref.116400)が発表。ミルガウスはまさかの復活を果たしたのです。
復活したミルガウスは第2世代のシルエットに初代のイナズマ針を装備するという、両者の特徴を併せ持った形状へと変化し、サイズも40mmに大型化。
当初は通常版とでも呼ぶべきものと、特殊パーツのグリーンサファイア風防を装備した特別版(Ref.116400GV)の2種が発売されました。
グリーンサファイア風防はその名の通り、通常は無色透明なサファイア風防が緑色に染まっているというもので、緑はロレックスのイメージカラーでもあることから大変な人気を博しました。
また2016年になると通常版の第3世代は販売終了し、ミルガウスというモデル自体が特別版1つに統一されたことにより、グリーンサファイア風防はミルガウスの代名詞とでも呼べる存在となります。
言うなれば、発売当初は時代にそぐわないという理由で廃盤の憂き目にあったものの、今度は時代が追いついたことによって復活したミルガウス。
今後もデジタル文化がさらに進歩して行くと考えれば、それと同時にミルガウスの需要や性能もまだまだ伸びていって不思議ではありません。
ある意味ではロレックスの中で今後の成長が最も楽しみなシリーズであるとも言えるでしょう。
ミルガウスの紹介動画
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