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【Grand Seiko】ロゴの違い?スプリングドライブ?初めてのグランドセイコー選び

こんにちは!昭島市の買取専門店 買取リッチ東京 昭島中神店 です!

高級時計といえばロレックスオメガなどの海外ブランドを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?
たしかに、現在の時計市場の大部分はスイス勢を筆頭とした海外ブランドが占めているのが現状です。
70-80年代にかけてセイコーが世界中に起こしたクォーツショックは、
「日本=安価で高品質なクォーツ時計」というイメージを国内外に定着させ、
国産高級時計の出現や海外進出を妨げてしまった面があるのかもしれませんね。

一方、クォーツショックにさらされた海外の機械時計は、現在まで高級路線を歩み続けています。
大成功を収め続けているロレックスに倣った各社の販売戦略、それにともなう定価帯の上昇は、いっこうに留まる気配がありません。
そういったブランドの多くは100年を超える歴史を持つ老舗でもあり、そこへ今から割って入るのは日本の技術力をもってしても難しそうです。

しかし、技術大国の日本にあって、高級時計はどれも粒ぞろいと言えるでしょう。
カシオ G-SHOCKシチズン ザ・シチズンなど、安価帯から中価格帯で展開していたメーカーからも高級ラインがでるようになり、ひと昔前に比べると販売店の国産コーナーも確実に拡大しています。

そんな日本の黎明期ともいえる高級時計界を牽引しているモデルといえば、セイコーグランドセイコーが真っ先に挙げられるでしょう。
2017年にはセイコーからグランドセイコーとして独立し、デザインを新たに海外進出に弾みをつけました。
今回はそんなグランドセイコーについてご紹介していきたいと思います。

 

 

2017年の前と後でロゴが変わる?

(左)現行モデル SBGA437  出典:https://www.grand-seiko.com/jp-ja  (右)2007年モデル SBGA027

グランドセイコーは2017年の独立を機にダイヤルからSEIKOの文字がなくなりました。
先述の通り、これは本格的な海外進出に向けてのことですが、
リーズナブルなイメージが強いSEIKOブランドからの脱却が狙いと言われています。
購入する際の注意点としては、SEIKOロゴが欲しい場合、
基本的に2017年より前のモデルから選ばなくてはならないということです。
国産だからという理由でグランドセイコーを買う日本人は多く、
それを象徴するようなSEIKOロゴの有無は、人によっては重要なポイントになるでしょう。
単純にデザインとしてみても、時計の顔が大きく違っているので好みがはっきりと分かれそうなところです。
右のSBGA027は2007年発売なのでSEIKOとGSロゴがどちらも入っており、
見比べると独立後はかなりすっきりした印象ですね。

多くの高級時計と同じく、グランドセイコーも10年20年前のモデルを使っても
実用面での物足りなさを感じることはほとんどないでしょう。
1960年まで遡れるグランドセイコーのうち、アンティークモデルの多くは
日常使いに耐える堅牢性があります。
最初期の手巻きモデルであっても状態の良い個体の流通数は少なくないので、
中古品も含めると膨大な選択肢があり、選ぶ楽しさは国産で随一かもしれません。

 

数種類の初代復刻モデル

左からSBGW257 SBGW258 SBGW259 出典:https://www.grand-seiko.com/jp-ja

アンティークの中でも特に人気のある初代グランドセイコー 1st Ref. J14070は数回にわたって復刻版が発売されており、この復刻モデルを初めてのグランドセイコーに選ばれる方は多いようです。
従来のグランドセイコーファンにとっては買い替えるきっかけになり、
新規の購入者にとってはグランドセイコーの入り口となっている初代モデルは、
今後も定期的に復刻版が発売されると思われます。
もちろん毎回完全復刻というわけではなく、細部が現代的になっていたりと
オリジナルへのオマージュ版のような趣もありますのでぜひチェックしてみてください。

 

スプリングドライブとは?

技術面で特筆すべきはセイコー独自の機構、スプリングドライブです。
グランドセイコーの高級ラインにも載っているムーブメントで、
今後時計界に大きな影響を与えるのではと注目が集まっています。

スプリングドライブは1982年の開発から約20年かけ1999年に商品化に至りました。
機械式、クォーツ式に続く第3のエンジンに位置付けられており、
機械とクォーツそれぞれの長所をかね揃えたムーブメントです。
よくハイブリッドカーに例えられるスプリングドライブですが、
技術を掛け合わせて発展させている点も日本らしいですね。

機械式からはスイープ運針や力強さを受け継いでいます。
スイープ運針とは針が滑るように回る機械式ならではの針の動き方のことです。
クォーツのチッチッチと刻むように動く針に比べ、
滑らかに動く機械式の針を多くの方は好むのではないでしょうか。
ムーブメントの力強さは目に見えない部分ではありますが、重い針を回したり
安定したスイープ運針を支える重要な要素になります。
力が弱いと細い針しか回せなかったり、針の動きが不安定になるなど、悪い影響が出てくるのです。

もちろん、機械式がクォーツに比べ全面的に優れているわけではありません。
決定的な違いは精度にあります。
機械式は日に±15秒程度は当たり前ですが、
クォーツであれば安価な物のほとんどが月差±15秒以内に抑えるでしょう。

スプリングドライブがクォーツから受け継いだ長所のひとつがこの精度にあります。
機械の長所も持ちながら月差±15秒以内に抑えることができ、機械式には到達できない精度を獲得しました。
さらに画期的なのは、ぜんまいをエネルギー源としているため電池が必要なく、
電子回路の劣化や電池切れの心配がないということです。
定期的なオーバーホールによって超高精度のまま一生使い続ける事ができます。

 

スプリングドライブの弱点

完璧なムーブメントのようなスプリングドライブですが、
もちろん弱点がまったくないわけではありません。
第一に修理やメンテナンスの費用は高価になってしまいます。
機構の特殊さから民間の修理業者に依頼することができないため、
民間より高価な正規での修理が必須となるためです。
第二に大型ムーブのためレディースの展開が難しいという点があります。
搭載モデルはどうしても40mm程度になってしまい、レディースに載せることが困難です。
メンズでもケースのスケールダウンはトレンドになりつつあり、
小型化は喫緊の課題と言えるかもしれません。

 

やっぱりスプリングドライブ搭載モデルがおすすめ

海外でのスプリングドライブの評価は非常に高く、
セイコーが本格的な海外進出を決定した大きな要因とも言われています。
デザイン面ではなく技術面の革新によって高級時計界に参入した点や、
外注なしの完全自社生産である点なども時計好きには受けるポイントでしょう。
2017年のグランドセイコーの独立は、スプリングドライブの成功なしには実現しなかったかもしれません。
グランドセイコーには機械式やクォーツ式の優れたモデルが多くありますが、
スプリングドライブ搭載モデルは日本の時計技術の最先端を体感できる点で大変おすすめです。

 

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3分でわかるグランドセイコーの概要はこちら

 

 

この記事を書いた筆者:買取リッチ東京 昭島中神店 店長

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