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金はどうやってできる?金鉱誕生、採掘、精錬、精製、製品になるまで

こんにちは!買取リッチ東京 東小金井店です。

普段何気なく使っている金のネックレスや指輪。

これらアクセサリーの素材である金はどこから来るかご存じでしょうか。

・・・はい、金は鉱山から採掘されます。

では、その金鉱山は地球のどのような働きによって生み出されるのでしょうか。

また、採掘された金がアクセサリーになるまでどのくらいの過程があるのでしょう。

 金は金鉱から取り出される

金を含む鉱石、つまり金鉱から金と不純物をより分けることで我々の知る黄金色の金ができます。

金山から採掘するのは金鉱です。

金鉱は岩に金の粒子を含んだものなので金の塊ではなく、見た目は岩石です。

この金鉱は、火山の働きによってつくられます。

金鉱ができるまで

火山の中にはマグマ溜まりがありますよね。

ここにある高熱のマグマが周辺の地層に含まれる水を温めます。

その時、ゆっくりとマグマから分離した金の成分が温められた水に溶けだします。

温められた水は上昇し地表に吹きだす一方、金の成分は岩盤の割れ目や地層に沈殿し金鉱が形成されます。

これが繰り返されて長い時間をかけて金を含む岩石の層、金鉱床になっていくのです。

マグマの金はどこから来たのか

マグマから溶け出した金が岩の割れ目に沈殿してできたのが金鉱で、それを取り出したのが金。

ということは、目には見えないものの、元々マグマに金があったことになります。

じゃあこの金はどうやってできたのか・・・という疑問は実はまだ解明されていません。

ここまでくると地球の働きというより、宇宙の活動まで話を広げなくてはなりません。

一般的には、金をはじめとし、現在地球上にある元素は宇宙の星の爆発といった巨大なエネルギーで作られ、それが生まれたばかりの地球に飛来してきたと言われています。

金の誕生は何十億年、何百万年という地球の長い歴史を感じますが、もっとルーツをたどると宇宙までさかのぼってしまうとは神秘的です。

金塊とは

金鉱とは別に金塊があります。

まれに金の粒子が結晶化して目に見える形で金の塊になったものが金塊です。

人間の手で金を取り出すことなく、自然の力で生まれるため自然金とも呼ばれます。

英語では、金塊がフライナゲットに似ていることから「ナゲット」と言います。

天然のものなので砂や他の鉱物が混ざっており、純度は測定する部位によって異なります。

不純物が多いほど黄色は薄く、純度が99%に近づくほど濃くなります。

金塊と言えば、1858年代にオーストラリアで起こったゴールドラッシュで、多くの金塊が発見されたことが有名です。

砂金とは

砂金とは自然にできた砂状の金のことで川底から発見されます。

地層の上昇で金鉱床が地表に露出し、風雨によって川に流され周りの鉱物がとれ底に沈んだものが砂金です。

砂金が見つかれば川の上流のどこかに金鉱脈があることになります。

前述したオーストラリアのゴールドラッシュは砂金の発見が始まりです。

 金鉱床はどこにある?

マグマによって温められた水は間欠泉になる時や、割れ目から噴き出すことで温泉になります。

そのため、温泉の近くは金鉱床が存在する可能性が高いです。

研究者たちは広域地質調査や精密な検査を行い、さらに金鉱床が見つけられそうな場所を絞り込んでいきます。

日本で現在唯一稼働している菱刈金山は金鉱床が地表に露出していなかったため、最終的にはボーリング調査によって高濃度の金を含む地層が発見されました。

金鉱の採掘と選別

金採掘の歴史の中で様々な採掘方法が編み出されてきましたが、最も基本的な採掘方法は露頭掘りと呼ばれ、地表に露出した金鉱を掘り出す方法です。

日本でも古くからこの方法が使われました。

人の手で掘り下げる限界の深さまで到達すると、今度は山の横から横穴を掘って坑道を作り採鉱を進めました。

硬い層や岩石を掘り進めることは大変そうだと想像できますが、実際には土からしみだしてくる地下水を排水することにも苦労していたそうです。

現在は、坑道を通した後に爆薬を使って岩石を削り取る方法が一般的です。

鉱山で削り取られた鉱物は精錬所や貯蔵庫に運ばれ、機械で粉砕されます。効率的に錬成するために機械や人の手で選別します。

金鉱には金以外に、銀、銅、鉄など別の物質が含まれているため、この後複数の過程を経てそれぞれの物質を取り出します。

精錬

99.99%の銅を作る製造ルートを介して、最終的に金を取り出す方法があります。

言い換えると、品位99.99%銅を完成させるおまけとして金を取り出すことができるのです。

銅精鉱と金鉱を溶解する

品位が20~30%の銅「銅精鉱」と金鉱をブレンドし、溶解炉で溶解します。

金鉱の役割は銅精鉱には鉄や硫黄を分離すること。

金自体位に鉄や硫黄を分離する能力はなく、金鉱に多く含まれる珪酸が分離の働きをします。

この溶解で品位が60~65%の銅「マット」と酸化鉄・珪酸ができます。

酸化鉄・珪酸は比重によりスラグとして除去されます。

この時点で金や銀はマットに溶け込んで見えません。

転炉、精製炉、鋳造

酸素やガスを送り込み、酸化鉄が生まれる一方、銅に含まれる酸素が除去されることで、この時点で99%の品位の銅が出来上がります。

この銅は後の工程の為に板状に鋳造されます。金や銀などの有価金属はまだこの銅の中に含まれています。

電気分解

電気分解によって金や銀などの有価金属は沈殿し、99.99%の銅が完成します。

金銀その他を含んだ化合物はスライムと呼ばれ、精製過程に運ばれます。

精製

塩素ガスでスライムを浸出処理し、金と銀に分離させます。

金からはセレンを除去し(セレンは後にプラチナやパラジウムを作る原料になります)、金を精製した後に金粉末を作ります。

それを鋳造することで99.99%の品位の金インゴットやショット金などを製造します。

工場によっては99.99%の溶解した金に割金と呼ばれる銀や銅など他の金属を混ぜて75%の品位の金であるK18など宝飾用や歯科用の素材も製造しています。

金のアクセサリーの作り方

指輪

金の指輪を金地金から作るには、型を作って溶かした金を流し込み固める方法が最も一般的です。

石膏やシルバーなどで作ったリングからロー材で型を取ります。

そこに溶かした金を流し込み固めます。固まった金は磨かれ、製品として出荷されます。

金は柔らかい性質がある金属なので、宝飾品には他の金属を混ぜて強度を持たせたK18が使用される場合が多いです。

ネックレス

ネックレスと一口に言っても様々な形がありますが、ここではシンプルなチェーンのネックレスの製造過程をご紹介します。

まず、金の板をローラーで薄く延ばして糸状に加工し、機械が細かく編んでいきます。

最後の環を付ける作業や組み立てには人の手が加わります。

指輪やネックレスでも宝石付きのものやデザインが複雑なものは型作りから始まり、多くの工程が必要になります。

 まとめ

多くの場所や人の手を通して金のアクセサリーが私たちの手元に届くことが分かりました。

買取リッチ東京 東小金井店では金の指輪やネックレスなどアクセサリーもお買取りしています。

片耳のイヤリングや切れたブレスレットも大歓迎。予約は不要ですのでお気軽にお越しください。

 

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