新作グランドセイコー「雲海GS」とは?
こんにちは!東村山市の買取専門店 買取リッチ東京 東村山店 です。
今回ご紹介するのは7月8日に発売が開始されたばかりとなる、ヘリテージコレクション SBGP017 雲海ダイアルです。
限定品ということもありすでに入手困難になっていますが、気になる仕様や評価などをみていきたいと思います。
雲海GSとも言われているSBGP017ですが、正式には「ヘリテージコレクション 44GS 55周年記念限定 クオーツ特別精度モデル SBGP017」です。
44GSとは1967年にセイコーが発売したモデルの名前で、グランドセイコーのデザイン文法「セイコースタイル」を確立したことで記念碑的な立ち位置にあります。
ザラツ研磨による歪みのない平面や、ほかのインデックスに比べ2倍の幅をもつ12時インデックス、大きな曲線を描いた接線サイドラインなどがセイコースタイルの特徴です。
そんな44GSの発売から55周年の記念モデルが7月に登場したばかりの雲海GSということですね。
淡いブルーの雲海ダイアル
出典:https://www.grand-seiko.com/jp-ja
デザイン面での最大の特徴はなんといっても雲海ダイアルです。
この雲海GSが製造された「信州 時の匠工房」のある長野県では、いくつもの好条件が重なった時のみ雲海を臨むことができます。
今回、グランドセイコーはこの雲海をダイアルに落とし込むことで、日本的な美意識を表現しました。
日本の自然モチーフの採用は海外の評判も高く、この戦略はスイスブランドとの差別化において非常に有効のようです。
日本には美しい自然風景が多くありますが、夏に出るモデルであれば滝や高原なども良いかもしれませんね。
ダイアルカラーは淡いブルーとなっていますが、実際にみると想像以上に淡い印象です。
日差しの強い屋外ではかなり白っぽくなるとのコメントも見られました。
ホワイトではなく淡いブルーにした意図は想像するしかありませんが、信州の山の神秘的なイメージを表したかったのかもしれません。
雲海は時刻によって様々な表情を見せますが、青みがかった涼しげなダイアルは今の季節にぴったりです。
精度は特別仕様の年差±5秒
出典:https://www.grand-seiko.com/jp-ja
6時のインデックス上の位置には「ファイブ・ポインテッド・スター」と呼ばれる星が入っています。
これはクオーツ式ムーブCal.9F85の精度を、通常の年差±10秒から±5秒にまで高めた特別仕様の証です。
さすがの最新クォーツだけあって巷の時計とは比べ物にならない精度になっており、雲海GSはすべての時計の中でも最高精度の部類に入ります。
もっとも、これだけの太い時分針と長い秒針をこの精度で回せることが真に素晴らしいのですが、
これはややマニアックな視点かもしれません。
僅かながらもプレミア価格で流通
そんな抜群の実用性と日本の自然美を取り込んだSBGP017は、世界限定2000本、国内限定800本となっており、国内外ともにすでに入手が難しくなっています。
クォーツ時計としてはかなり高価な44万円という価格も問題にはならず、グランドセイコーの記念モデルということで予約で完売の店舗が続出したようです。
ただし、購入された方の中には、「クォーツとしては少し重さを感じる」「思ったよりダイアルの色味が薄い」といった意見も見られます。
この先しばらくは状態の良い中古品が出回ることも考えられますので、買い逃した方は気落ちせず、根気強く探してみることをおすすめします。
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この記事を書いた筆者:買取リッチ東京 東村山店 店長
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