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【1920~30年代のロレックス】約100年前のアンティーク時計の価値はどれくらい?

こんにちは!買取リッチ東京東小金井店です。

毎年新作モデルを発表し世間をにぎわせているロレックスですが、時代の深みを感じさせるアンティークロレックスをコレクションしている方も多いのではないでしょうか。

一般的には100年以上が経過した品物はアンティークと呼ばれ、ダイヤルデザインやケース形のバリエーションが豊富で、他人と被らない個性豊かな時計として一定の人気があります。

今回はなかなか市場でお目にかかることのできない100年前、つまり1920年~1930年代に発売されたモデルを紹介します。

また、一部モデルの取引価格も掲載します。

 

 

初代オイスター Ref.679

オイスターとはオイスターパーペチュアルの前身となるシリーズです。

モデル名のオイスターとはロレックスの三大発明の一つである防水・防塵機能を備えているオイスターケースに由来します。

オイスターケースとは、金属の塊をそのまま削り出したケースにねじ込み式の竜頭を設置し、竜頭からの水の侵入を防ぐ特別な設計で作られています。

初めてオイスターケースを搭載したのがこのモデルであり、1926年の特許取得と同時に発売されました。初代の型番はRef.679と言われています。

翌年の1927年にイギリス人のメルセデス・グライツがこのオイスターを着用したままドーバー海峡を泳ぎ切り、オイスターケースひいてはロレックスの名が世界に知れ渡ることになりました。

メルセデス・グライツの偉業を称賛するとともに、ロレックスがイギリスの新聞『デイリー・メール』の一面に全面広告を掲載し、防水時計の成功を発表したエピソードは有名ですね。

当時、時計は婦人がつける装飾的な役割であったため、耐久性や防水性能を装備した時計というアイデアは画期的でした。

新聞記事のイラストからは座布団のようなシェイプのクッションケースとバブルケースと八角形のオクタゴンケースがラインナップされていることが分かります。

現在、市場ではRef.679は9金ケースのモデルで50~80万円で取引されています。

 

 初代チェリーニ

ロレックスと言ったらデイトナやエクスプローラー、デイトジャストを思い浮かべる人が多いと思います。

しかし、それら有名シリーズよりも前に誕生したのが完全ドレスウォッチのチェリーニです。

チェリーニは1928年に登場し、16世紀のイタリアルネッサンスの彫刻師であるベンベヌト・チェリーニにちなんで名づけられました。

現在に至るまでラウンド形やトノー型のモデルが登場しましたが、初代モデルのチェリーニプリンスは角形ケースでスタートしました。

チェリーニは開発の目的は「医師への贈り物」という需要に答えるため。

そこでロレックスは6時の位置に独立した秒針、スモールセコンドを設置します。この秒針の表示が患者の脈拍の計測に電離であると「ドクターズウォッチ」として医師から支持されるようになります。

ロレックスの代名詞といわれるオイスターケースをあえて採用せず、角形ケース、革ベルトなど、外観の優雅さを重視した点は他シリーズの中でも異例のデザインといえるでしょう。

1930年製のチェリーニプリンスはRef.1490は200万前後で取引されています。

ちなみに2005年にはチェリーニ誕生100周年記念とし、復刻版のチェリーニプリンス(Ref.5440/8、Ref.5443/9、Ref.5442/5、Ref.5441/9)が発売されました。

こちらは100万円前後で取引されています。

 

オイスターパーペチュアル

オイスターパーペチュアルは1930年代に発売されたオイスターケースにパーペチュアル(自動巻き機構)を搭載した最初のモデルです。

「永遠に」を意味して名付けられたパーペチュアルは、腕を振ることでローターが360度回転することでぜんまいが巻き上げられる仕組みです。

自動巻き機構のメリットはゼンマイを手で巻く手間が省けるだけではありません。

20年代に発明された防水・防塵のオイスターケースが搭載されたとしても、ねじ込み式竜頭の閉め忘れによって内部浸水を起こすことがありました。

自動巻き機構が竜頭を回す機会を極限まで減らし、浸水のリスクを軽減させることでより防水時計としての地位を高めました。

発売当初は従来の手巻きムーブメントにローターを乗せただけのシンプルな設計だったため、ローターの分ケースの厚みを増す必要がありました。そこで、ケース厚はそのままに泡のように膨らませた形状の「バブルバック」を考案しました。

また、文字盤、ケース、針、インデックスのデザインのバリエーションも豊富で、アンティークロレックスの人気を爆発させた要因になります。

1940年製のステンレス・バブルバックモデルは60万前後、K14ケース・バブルバックモデルで100万円前後で取引されています。

また、1から8時までをアラビア数字、10と11時のみにローマ数字を使用したユニークダイヤルはパネライ初の軍用時計にも採用されたことから人気が高く、取引価格は100万円台に上ることもあります。

 

クロノグラフ

ロレックスの人気1~2位を争うロレックスで唯一のクロノグラフを装備するコスモグラフ・デイトナ。

この超人気シリーズが「デイトナ」の名を冠したのは1963年のRef.6239からで、それ以前はクロノグラフと呼ばれていました。

積算計が2つの2つ目クロノグラフが主流で、大きく存在感のあるケースのデイトナと比べ、比較手に小ぶりなつくりでした。

ムーヴメントはバルジュー社製の物を採用し、テレメーター表示を持つモデルやタキメーター目盛りが文字盤の中にあるモデルなど多彩なモデルを展開していましたが、60年代前半にデイトナが発売されるまで人気は伸びませんでした。

しかし、直径29mm、厚さ12mmと小ぶりなクロノグラフ、通称「ベビークロノ」に注目すると、標準の3針モデルの2倍前後と多いパーツを小さなケースに収めている職人の技術力の高さが伺えます。

ベビークロノの1940年製、ケース径29mmのステンレスモデルは200万前後、金無垢モデルだと300万前後で取引されています。

二つ目クロノは前述のオイスターと比べ市場取引も少なく、超レアなお品物といえるでしょう。

 

まとめ

現行のロレックスにはない遊び心あるダイヤルデザインや、経年による素材の渋みがとても魅力的なアンティークロレックス。

100年前のロレックスは同じモデルでもケース違い、ダイヤル違いのモデルと幅広く生産したため、ダイヤルの希少性、ケース素材・形で同じモデルであっても価格は大きく変わることが分かります。

ネットでも情報が少ないので、どのくらいの価格で売却できるか少しでも疑問に感じることがあれば、ぜひ買取リッチ東京東小金井店にご相談ください。

 

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