はじめに
こんにちは!買取リッチ東京西八王子店です!
今も昔も女性に大人気のファッションブランドのひとつにディオールがあります。
今回はディオールの基本情報を解説します!最後までぜひご覧ください。
ブランドのはじまり
ディオールは1946年にフランスのデザイナー、クリスチャン・ディオールによって創立されました。
フランスのノルマンディー地方に生まれたクリスチャン・ディオールは幼いころから芸術に興味を持ち、画家になることを夢見ていました。
父の反対を乗り越え、卒業後は友人とともに画廊を開きますが、1931年に父親が事業に失敗したことによって家族が財産を失いかけてしまいます。
画廊を閉鎖せざるを得なくなったディオールはファッションの世界に足を踏み入れるのです。
まず彼は、ファッション雑誌のイラストレーターとして働き始めます。その後有名なデザイナーのもとでファッションデザインの技術を学ぶことになるのですが、ここでディオールは卓越した感性と才能を発揮し注目を集めます。
こうして彼は自社ブランド、ディオールを創立しフランスのファッション業界に革命を起こすのです。
初めてのコレクション『ニュールック』
ブランド創立の翌年、1947年にディオールは初のコレクションを発表します。その名も『ニュールック』。
このコレクションは、なだらかな肩のラインと細く絞られたウエストから広がるロング・スカートを特徴とし、その形状から「コロール・ライン」や「8ライン」とも呼ばれます。
この女性的でエレガントなファッションは、ミリタリールックなどの男性的なファッションを主流としていた当時の常識を覆すものであり、まさに「最新型(ニュールック)」として一大ムーブメントを起こします。
現在ではディオールから同名の香水が発売されています。
ブランドの躍進
ニュールックの他にもディオールは女性の美しさと華やかさを表現するアイテムを数多く生み出します。
ディオールの死後も、イヴ・サンローランを筆頭とした数々の天才デザイナーの手によって躍進を続け、現代のファッション業界で卓越した注目度を誇るブランドへと成長させています。
ディオールは服だけでなく、バッグや香水や化粧品、宝飾品なども展開しており、女性に寄り添ったブランドの筆頭と言えるでしょう。
代表的なライン
1.トロッター/オブリーク
『トロッター』は、2001年に登場したラインで、ディオールの定番となったモノグラム柄です。
デザインに「Dior」のブランドロゴを全面的に取り入れた本作は、登場後瞬く間に大きな注目を浴び、それまでの上品なブランドイメージを一新しました。
古代の馬車レースで使われた馬「トロット」に由来し、一部のバッグには競走騎手の背番号をモチーフにしたデザインも採用されています。
爆発的な人気を博した後、徐々に人気が低迷し2006年に惜しまれながらも廃盤となりました。
『オブリーク』は、トロッターの人気再燃を受けて2018年に発表されたリバイバルラインです。
トロッターと大きな違いはありませんが、9700本もの糸を使用して編み上げた本作は、トロッターよりも縫製が細やかです。
オブリークの登場を受け、トロッターも価格が高騰しており、中古市場での取引も活性化しています。
2.カナージュ
『カナージュ』は、1947年に登場したディオールのアイコン的ラインです。
クリスチャン・ディオール主催の高級仕立服ファッションショーにて、フランス最後の皇帝「ナポレオン三世」の椅子から着想を得たカナージュ柄の椅子を採用したのが始まりといわれています。
カナージュは籐(とう)細工の伝統的な紋様の一つであり、カナージュ編みの椅子は古くから高級家具としてヨーロッパの王侯貴族に愛用されていました。
のちに「カナージュ・キュイール」という名のバッグが発表されて話題となったことで、カナージュはディオールの象徴的な柄と呼ばれるようになりました。
代表的なアイテム
1.レディ ディオール
1994年に初登場した『レディ ディオール』はディオールの大人気バッグで、カナージュを象徴的ラインに押し上げたアイテムです。
バッグ表面に施された独特のデザイン「カナージュステッチ」と大きめなDIORのロゴチャームがエレガントな雰囲気をうけます。そんなレディ ディオールですが、発表当初は『カナージュ・キュイール』という名前でした。
1995年、パリで開催されたポール・セザンヌ回顧展にて、カナージュ・キュイールがダイアナ元妃に贈られました。ダイアナ妃はこのバッグを大層気に入り、公務などで持ち歩くようになります。
ディオールのバッグを持ち歩く王妃の姿が民衆の注目を集め、「カナージュ・キュイール」=ダイアナ妃という認識が広まると、ディオールはこのバッグを、ダイアナ妃結婚前の愛称「Lady Di(レディ・ディ)」に因んで『レディ ディオール』に改名したのです。
レディ ディオールは素材・サイズ展開が豊富で、2025年現在も公式サイトにその名を連ねています。
2.サドルバッグ
高級感漂うディオールのアイテムの中でも高い人気を誇るのが『サドルバッグ』です。
1999年に発表された本作は、2000年代初頭にはモデルやセレブから絶大な支持を受け大流行しました。
その名の通り馬鞍(うまくら)型の個性的なフォルムをしており、見た目の奇抜さに反して機能性も極めて高いのが特徴です。
カーブしたシルエットが体にフィットし肩にかけやすいうえ、収納ポケットも豊富で使いやすさも一級品と言えます。
そんなサドルバッグですが、人気の低迷から一時は生産中止となります。
復刻アイテムが登場したのは2018年。過去のアイテムを含めると、トロッター柄のリバイバルラインであるオブリーク柄や、ディオールの定番カナージュ柄をはじめ、豊富なデザイン違いを楽しむことができます。
3.ブックトート
『ブックトート』は2018年春夏コレクションで登場した人気アイテムです。ブランド初の女性アーティスティックディレクター、マリア・グラツィア・キウリが生み出しました。
読書家の彼女が本を入れるトートバッグから着想を得て製作し、アイテム名もそこから付けられています。
厚手のキャンバス地は軽量ながら耐久性も抜群。通常タイプは横幅41.5cmと大きく、分厚い本も難なく収納可能です。無駄をそぎ落としたシンプルなデザインと言えるでしょう。
生地には最高級のエジプト綿が採用され、ベルギーの老舗工房で織られた後、イタリアのフィレンツェにてステッチが施されます。
本体中央に大きなロゴが配されておりファッション性と機能性が高いレベルで両立した作品です。
多種多様な柄が見られますが、最もオーソドックスなのがオブリーク柄のバッグ。中古市場でも盛んな取引が行われているようです。
まとめ
今回はディオールの基本情報をまとめました。
買取リッチ東京ではディオールを含むブランド品の買取を行っております。ぜひ一度当店をご利用ください!