こんにちは!東村山市の買取専門店 買取リッチ東京 東村山店です。
スポーツモデルの王道エクスプローラーⅠは、100万以下で買えるエントリー機として長年親しまれてきたモデルです。
堅実なロレックスを象徴するようにデザインが踏襲されてきたため、モデル毎の違いが少なく、高騰とは無縁の時代長くを過ごしてきました。
しかし、高騰する近年のロレックス相場の影響はエクスプローラーⅠにまで及び、今ではいつでも正規店で買えるものではなくなりました。
2021年の残り僅かとなった現在、過去の旧作はどこまで高騰しているのでしょうか?
今回は5種のエクスプローラーⅠの市場価格を見ていきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
3代目エクスプローラーⅠ Ref.1016
1本目は3代目となるRef.1016です。
1963年から1988年までの超ロングセラーとなったRef.1016は,
現在でも現役で活躍している物が多く、国内人気の高さは衰えません。
20年以上の販売期間の間には何度かのマイナーチェンジがあり、
登場から72年までは前期型、それ以降は後期型といわれています。
1980年代からはドーム型からフラットタイプの風防に変更するなど、
年式による仕様の違いが多いモデルですね。
Ref.1016の現在の市場価格
1016の現在の市場価格は200万から350万と、高騰率が高いことと個体差が大きい点が特徴です。
お馴染みの36mmケースに収まっているヴィンテージ感ある丸文字の3・6・9は、このサードモデルからエクスプローラーの顔として定着しました。
そのため、アンティーク・エクスプローラーI の傑作と評されることが多く、サブ機や最初のロレックスとしての人気も高いことが、この市場価格に反映されているようです。
購入の際はダイヤルの種類やハック機能の有無など検討するポイントが多く、選ぶ楽しさがあるモデルと言えます。
4代目エクスプローラーⅠ Ref.14270
2本目は第4世代となるRef.14270です。
1990年から2001年まで製造されたRef.14270は通称キムタクモデルとして有名ですね。
97年放送の月9「ラブジェネレーション」にて木村拓哉さんが着用されていたことで
14270人気は爆発し、エクスプローラーⅠの知名度も一気に広がりました。
当時から20年以上使い続けている方はかなり多く、1016と同様に、弊社での買取数でも毎年上位にくるモデルのひとつになります。
Ref.14270の現在の市場価格
14270の現在の市場価格は70万から90万です。
100万以下で買えるエクスプローラーⅠとして比較的安定して推移しており、スポーツモデルの全体的な高騰の影響下でも、派手な高騰や暴落は見られません。
90年代の大流行によって豊富な流通量があることが安定した相場の理由です。
どちらも人気の1016と14270ですが、ヴィンテージ感を求めるなら1016、確かな実用性と価格面を考慮するなら14270という選び方ができるかもしれません。
5世代目エクスプローラーⅠ Ref.114270
3本目は第5世代となるRef.114270です。
2001年から2010年まで製造された114270は、インデックスと文字が僅かに細くなったことでシャープな印象が増し、風防の6時位置に王冠マークがレーザー刻印されました。
しかし大きな変更点はなく、並べた時に目新しさはありません。
2007年のマイナーチェンジではインナーリングにルーレット刻印が打たれるようになりました。
Ref.114270の現在の市場価格
114270の現在の市場価格は前作と同じく70万から90万です。
型番こそ違うものの、外観・性能ともに酷似しているうえ、流通量も豊富なことから市場価格は同程度になります。
最新型が原点回帰し、「36mm最後のエクスプローラーI」という優位性が失われたことも、比較的安定した相場の一因になっているようですね。
6世代目エクスプローラーⅠ Ref.214270
4本目は第6世代となるRef.214270です。
2010年から2021年まで製造された6世代目にして初のサイズアップを行ったことにより、半世紀近く続いた36mmケースが39mmになりました。
サイズアップは最も単純に視認性を上げる方法であり、エクスプローラーⅠの選択肢を増やしたという意味でも、大きな意義のあるモデルとして評価されています。
3mmというとそこまで変わらないと思われるかもしれませんが、重さにして30gの増加は装着感を大きく変えるため、見た目以上の変化と言えるでしょう。
137gを重いと感じるか心地よく感じるかで、このモデルの評価も別れるかもしれません。
針とインデックスの夜行塗料はスーパールミノバからクロマライトに変わり、発光色はグリーンからブルーになりました。
発光時間が2倍の約8時間になったことも含め、エクスプローラーⅠにとっては大きな変更点になります。
2016年のマイナーチェンジではインデックスの3・6・9に夜光塗料が入り、指針が大型化されました。
39mmモデルとして差別化されているこの6世代機は、突き詰めると最も優れた視認性を持つエクスプローラーⅠと言えるのかもしれません。
Ref.214270の現在の市場価格
214270の現在の市場価格は100万から110万となります。
最新型が36mmに戻り唯一の39mmモデルとなったことが、高騰相場の大きな要因になっているようです。
新品に至っては定価の2倍近くまで高騰しており、気軽に買える時代に戻ることはないのでしょう。
最新型エクスプローラーⅠ Ref.124270
5本目は現行モデルRef.124270です。
2021年に登場した現行モデルは11年ぶりに36mmケースに原点回帰しました。
往年のエクスプローラーⅠといった見た目ですが、各インデックスの大型化と標準装備のクロマライトによって視認性は良好です。
最大の変化はパワーリザーブの強化で、Cal.3230を載せたことで70時間まで延長しました。
2日触らなくても動いている安心感は、週末休みの社会人にとってはありがたいでしょう。
伝統的な36mmエクスプローラーⅠの新型が欲しいという需要に応えた新作になりました。
Ref.124270の現在の市場価格
124270の現在の市場価格は120万前後になります。
中古市場でも定価の2倍程度で推移しており、登場以降大きく落ちる気配がありません。
70時間のパワーリザーブが必要でなければ、安価な114270などがおすすめです。
現在のエクスプローラーⅠは、新型、新型以外の36mmモデル、39mmモデル、アンティークモデルの4つに大別することができます。
その中でも細かなマイナーチェンジが無数にあるため、見た目に反し、意外にも膨大なモデルが存在していると言えるでしょう。
理想の1本を探すのはまさに探検のようですが、この動画が少しでも参考になれば幸いです。
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この記事を書いた筆者:買取リッチ東京 東村山店 店長
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