こんにちは、買取リッチ東京です。
今回は中古価格が大上昇中のロレックス、エクスプローラーシリーズの、定価と換金率についてお伝えいたします。
エクスプローラーには、シンプルさが売りのエクスプローラーⅠ。
昼夜を判別可能な24時間針を装備したエクスプローラーⅡの2機種が販売されています。
元々は洞窟などの探検用に作られたエクスプローラーは、数あるロレックスのモデル中でも、特に実用性を重視したデザインとなっており、長らくデイトジャストなどでおなじみの金を用いたコンビモデルが生産されず、ステンレススチールのみで展開されてきました。
2021年の現行モデルになって、ようやくエクスプローラーⅠにコンビモデルが導入されましたが、依然として展開の主流はステンレス製。
そのストイックさが同モデルの人気の秘訣とも言われています。
では、さっそく過去モデルまで遡って、エクスプローラーの定価と換金率について見ていきましょう。
まずはエクスプローラーⅠからです。
エクスプローラーⅠ最新買取価格
Ref.14270
最初はRef.14270、1990年に販売されたモデルとなります。
こちらは、あの木村拓哉さんがドラマの撮影中に身に着けていたモデルで、エクスプローラーの知名度が一気に広まる切っ掛けとなりました。
当時の定価は約37万円、対して現在の買取相場は55万円となっています。
換金率は149%、購入時よりも18万円も上昇しています。
なお、このRef.14270にはブラックアウトと呼ばれる有名な希少個体が存在していますが、そちらは年式と細かな仕様によって大きく値が変わるため、今回は割愛させていただきます。
Ref.114270
次がRef.114270、2001年のモデルです。
外観は大きく変化せず、多少の仕様変更を行ったマイナーチェンジ版となります。
定価は約44万円、買取相場は60万円です。
換金率136%、16万円分の上昇となります。
Ref.214270
3番目はRef.214270、2010年以降のモデルで、ここで先代までとは大きな変化が起こりました。
エクスプローラーⅠの本体は長らく幅36mmサイズだったのに対し、214270では39mmサイズに大型化、それまでのモデルよりも3mmほど大きくなりました。
このままエクスプローラーⅠは39mmでいくのかと思いきや、すぐに次の世代で元に戻ってしまい、現状39mm版はこれだけです。
定価は約60万円、買取は100万円となっています。
換金率167%、一気に40万もの大幅上昇です。
これまでで最大の上昇率ですが、これは39mm版のエクスプローラーⅠを求めるニーズにより、希少価値が付いているためと思われます。
Ref.124270
そして、その次が現行モデルのRef.124270。
先ほどお話しした通り、ここでサイズが再び36mmに戻りました。
見た目上はインデックスに改良が施され、視認性が上昇したほか、内部の機構にも手が入り、稼働時間が大幅延長しているのも特徴です。
定価は約85万円、買取相場が90万円、換金率106%、5万円の上昇です。
同じスポーツモデルのサブマリーナーに比べると、
最新型は定価と大差がありません。
また、このモデルには冒頭で述べたように、エクスプローラーでは初となる18金コンビのバリエーションが存在します。
Ref.124273
それがRef.124273です。
こちらは、定価が132万円。一方で買取は120万円となり換金率91%。
なんと12万円分の下降となります。
今のところ、エクスプローラーⅠでは金額が下降するのはこのモデルのみとなっています。
一旦まとめますと、現状で最も換金率の高いエクスプローラーⅠは、2010年型39mm版、Ref.214270の167%となっています。
購入時よりも40万円分の大幅な金額上昇が期待できるモデルです。
エクスプローラーⅡ最新買取価格
さて、ここからはエクスプローラーⅡの紹介となります。
冒頭で述べたように、時計機能のみのシンプルなエクスプローラーⅠと打って変わって、昼夜の区別ができる24時間針、第2時間帯を同時に表示可能なGMT機構など、特別な機能が付加されているのがエクスプローラーⅡです。
それに伴って外観も大きく変化しています。
また、文字盤の色に黒と白の2色が用意されており、その点も黒一色のみだったエクスプローラーⅠと異なる部分です。
Ref.16570
まずはRef.16570、こちらは1991年に発売されたモデル。
現在も流通量が多いモデルで、定価は約47万円。
買取は黒文字盤が85万円、白が90万円です。それぞれ換金率181%と191%で、
40万前後の増額になります。
Ref.216570
その次が2011年のRef.216570。
24時間針の色が赤からオレンジへと変更され、さらにケースサイズが従来の40mmから42mmへと大型化しました。
定価は約75万円、買取金額は黒と白で共通して110万円です。
先代と異なり、文字盤色による大きな人気の差は見られません。
換金率は147%、35万円の増額となります。
なお、大型化のタイミングはエクスプローラーⅠとほぼ同時期ですが、あちらが次の世代で元に戻ってしまったのに対し、こちらは次世代も42mmのままとなっています。
Ref.226570
それが、2021年以降からの現行機、Ref.226570です。
本体の形状が僅かに変化したほか、内部のムーブメントが新しくなりました。
定価は約112万円。
現状の買取金額は黒、白共に130万円です。
換金率116%、18万円の増額となっています。
さて、今回紹介するモデルは以上となります。
ここで今までの情報をまとてみると、図のようになります。
まず全体として、最新型よりも旧型の方が大きく換金率が上昇しているのが分かります。
一方で買取額自体を見ると、エクスプローラーⅡが新型に行くほど順調に上がっていくのに対し、エクスプローラーⅠは最新型の方が先代のRef.21427より下がっています。
この差は前述の通り、本体サイズの違いによるものと思われ、いまだ39mm版のエクスプローラーⅠの需要が大きいと言えるでしょう。
エクスプローラーⅡに関しては、最新型とその前で買取金額に大きな差が見られず、逆にモデル間での人気に大きな差が無いものと思われます。
そのため、中古市場の相場が新型基準にならされ、結果的に定価が低かった旧型ほど、換金率が上昇していると思われます。
最後に結論としましては、エクスプローラーの中で換金率が最も突出しているのは、ⅠならRef.214270、ⅡはRef16570の白文字盤となります。
言うなれば、この2つが定価に対して最も高く買取できるエクスプローラーと言えます。
どちらもすでに生産が終了しているモデルですが、もしエクスプローラーをお持ちであれば、ひょっとすると高額売却のチャンスかもしれませんので、ぜひご確認ください。
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