こんにちは!買取リッチ東京 東小金井店です。
今回はFender USAの歴代から現行シリーズをまとめました。
Fender Japan やFender Mexicoとの違いや、USA各シリーズの特徴についてもご紹介しています。
ギターやベースを選ぶうえで参考になれば幸いです。
Fender USAとは?
Fender USAとはフェンダー社のアメリカにある工場で製造された製品の総称です。
Fender Japanは日本の工場、Mexicoはメキシコの工場で作られた製品を指します。
元々フェンダーは1946年にアメリカで創業しており、1980年代に日本とメキシコでの製造を始めました。
そのため、ギター業界ではUSAがFenderの「本家」と呼ばれることもあります。
しかし、Fender USAという名称自体はFender自体が使っているのではなく、楽器店などが製造工場を区別する意味合いで使用されています。
製造国の判別はリアルナンバーの頭のアルファベットで可能です。
Fender Mexicoや Japan との違いは?
アメリカより人件費の安いメキシコでギターを生産し、製品の価格を下げる狙いで始まったのがFender Mexicoです。
材や製造ラインはUSAとほぼ変わりなく作られています。
USAと比べ作りが荒いという評価がある一方、ネット上では違いがあまり分からないという声も見られます。
次に、Fender Japanは日本で大量に出回っていたFenderのコピーモデルに対抗するために製造がはじまりました。
1982年から15年間は製造をフジケンが行い、バブル崩壊の影響を受けてフジケンが倒産してからは2015年まで神田商会が製造を引き継ぎました。
2015年からはFender社が日本支社を設立しmade in Japanシリーズを展開しました。
USAと2015年以前のJapan製品の違いは、使用される材にあります。
USAはボディにアルダー材が多く採用されているのに対し、Japanにはより安価で加工のしやすいバスウッドが使われています。
一般的にはバスウッドはアルダー材に比べ、「サスティーンが短い」「音がのっぺりしている」などのやや低い評価があります。
しかし、当時は「価格は安いのに作りが良い」というように、Fender Japanのギターの質の高さはFender本家からも称賛されていました。
歴代USAシリーズ
・American Vintage(アメリカンヴィンテージ)
American Vintageは1950年から1960年代のヴィンテージとして評価があったフェンダーのギターやベースを、Fender自ら自社の技術で新品として再現したというシリーズです。
中古相場はおよそ15万円。1952年、1964年のシリーズなど、エイジング加工を施すことで経年変化したヴィンテージギターを忠実に再現しています。
・American Original(アメリカンオリジナル)
2018年に登場しました。American Vintageが特定の年の個体を再現していたのに対し、American Originalは「50’s」というようにその年代のギターの形を再構築するというコンセプトのシリーズでした。
ヴィンテージシリーズはカスタムモデルよりは価格を抑えて製造されたものの、どうしてもフェンダー社のこだわりから最後まで定価が約30万円と高額でした。
しかし、オリジナルシリーズは伝統的なスタイルを維持しながら、約28万円に抑えられました。
・American Standard(アメリカンスタンダード)
発売開始の80年代当時は世界的にヘヴィメタルが全盛期を迎えていました。
IRON MAIDENやBon Joviが活躍したのもこの時です。
ヴィンテージ系統との分かりやすい作りの違いはブリッジのネジが2点留めであること。
ヘヴィメタルではリードプレイにおいて伸びるサスティーンが好まれるため、6点留めからアーム操作がしやすい2点留めに変わりました。
・American Deluxe(アメリカンデラックス)
また、2004年には72 Telecaster Deluxe"として再登場しました。
当時の最新スペックを惜しみなく搭載し、ノイズレスのピックアップ、ジョイント部のヒールカットやボディのコンター加工を導入し、ギターの弾きやすさも追求しています。
・American Elite(アメリカンエリート)
American EliteはDeluxeの後継機種として2016年誕生したシリーズです。
デラックス時代から搭載されていたボリュームポットのS-1スイッチは健在です。
このつまみをプッシュすることで2種類のモードの切り替えができます。
分かりやすい見た目の変化はローズウッド指板から、エボニーになったことが挙げられます。
・American Special(アメリカンスペシャル)
ピックアップはカスタムモデルにも使われている「カリフォルニア・スペシャル」を搭載。
定価は15万円程度です。特徴は70年代の外観で、フェンダーUSAでは唯一のラージヘッド。
現在のレギュラーライン
次に2022現在のレギュラーラインをご紹介します。
・American VintageⅡ(アメリカンヴィンテージⅡ)
American VintageⅡは2022年にスタートを切ったシリーズです。
前身となるAmerican Originalが特定の年代の特徴をギターに反映させていたのに対し、Originalの前のAmerican Vintageと同様に特定の年のギターを再現したシリーズに切り替わりました。
ラインナップされたモデルにはレア個体も含まれヴィンテージ志向のユーザーが欲しいと思ってしまうようなセレクトの数々。新品での価格は30~35万円です。
・American ProfessionalⅡ(アメリカンプロフェッショナルⅡ)
アメリカンスタンダードの後継シリーズとして2017年に発表されたのがAmerican Professionalです。
現代音楽に合わせたベーシックな作りで、激しいロックからポップスまで幅広い音楽に対応します。
さらに、2020年にはAmerican ProfessionalⅡとしてリニューアル。
引き続きディープCのネックを採用し、新たにヒールカットを導入。
弾いていても疲れにくい形が徹底的に追及されています。定価は24万円前後です。
・American Ultra/American Ultra Luxe(アメリカンウルトラ/アメリカンウルトラリュクス)
最新のノイズレスピックアップの搭載、ボディやネックのシェイプを見直し、スペックでもプレイヤーの弾きやすさも格段に向上させました。
ストラトキャスター、テレキャスター、ジャガー、ベースがラインナップされています。
2021年にはUltraをベースにステンレスのフレットを搭載したAmerican Ultra Luxeが新たにレギュラーラインに加えられました。定価は両方とも30万円前後です。
・American Performer(アメリカンパフォーマー)
American Specialの後継機種として2019年に発売されたのがAmerican Performerです。
手に届きやすい価格帯としてのストラト、テレキャスターにジャズマスターとムスタングも加えられました。新品での価格は18万円前後です。
まとめ
今回はFender USAの歴代シリーズと現行シリーズを紹介しました。
年代を重ねるにつれ、より弾きやすさを追求するFenderのこだわりも伝わってきました。
ギターを買う際に廃盤シリーズを覗いてみるのもいいかもしれません。
買取リッチ東京 東小金井店ではFenderのギターやベースを高価買取しています。
音が出ないギターやベースでも大丈夫です。
店頭では一部中古のギターとベースの販売も行っております。
予約は不要ですのでお気軽にお越しください。
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