安定感のエクスプローラーⅠ 歴代モデルの買取価格は?
こんにちは!八王子市の買取専門店 買取リッチ東京 西八王子店 です。
エクスプローラーⅠはロレックスのエントリークラスとして長年親しまれているモデルです。
90年代にブームを経たことで豊富な流通量があることも特徴で、高騰とは無縁の時代を過ごしてきました。
しかし、高騰する近年のロレックス相場の影響はエクスプローラーⅠまでしっかり及んでおり、今や正規店でいつでも買えるモデルではなくなりました。
さて、今回はエクスプローラーⅠ5種の最新の市場価格と買取価格を見ていきたいと思います。
3代目 エクスプローラーⅠ Ref.1016
1本目は3代目となるRef.1016です。
1963年から1988年までの超ロングセラーとなったRef.1016は,
現在でも現役で活躍している物が多く、国内人気の高さは衰えません。
20年以上の販売期間の間には何度かのマイナーチェンジがあり、
登場から72年までは前期型、それ以降は後期型といわれています。
1980年代からはドーム型からフラットタイプの風防に変更するなど、
年式による仕様の違いが多いモデルですね。
1016の現在の市場価格は約200万から300万となっており、高い高騰率と大きな個体差が特徴です。
もちろん買取価格にも大きな個体差が出るため、低い物で数十万ほどになるケースも少なくありません。
お馴染みの36mmケースに収まっているヴィンテージ感ある丸文字の3・6・9は、このサードモデルからエクスプローラーの顔として定着しました。
そのため、アンティーク・エクスプローラーI の傑作と評されることが多く、サブ機や最初のロレックスとしての人気も高いことが、この市場価格に反映されているようです。
購入の際はダイヤルの種類やハック機能の有無など検討するポイントが多く、選ぶ楽しさもあるモデルと言えます。
4代目 エクスプローラーⅠ Ref.14270
2本目は第4世代となるRef.14270です。
1990年から2001年まで製造されたRef.14270は通称キムタクモデルとして有名ですね。
97年放送の月9「ラブジェネレーション」にて木村拓哉さんが着用されていたことで
14270人気は爆発し、エクスプローラーⅠの知名度も一気に広がりました。
当時から20年以上使い続けている方はかなり多く、1016と同様に、弊社での買取数でも毎年上位にくるモデルのひとつとなっています。
14270の現在の市場価格は80万から100万となっており、買取価格は60万が上限となっています。
100万以下から買えるエクスプローラーⅠとして比較的安定して推移しており、スポーツモデルの全体的な高騰の影響下でも、派手な高騰や暴落は見られません。
90年代の大流行によって豊富な流通量があることが安定した相場の理由です。
どちらも人気の1016と14270ですが、ヴィンテージ感を求めるなら1016、確かな実用性と価格面を考慮するなら14270という選び方ができるかもしれません。
第5世代 エクスプローラーⅠ Ref.114270
3本目は第5世代となるRef.114270です。
2001年から2010年まで製造された114270は、インデックスと文字が僅かに細くなったことでシャープな印象が増し、風防の6時位置に王冠マークがレーザー刻印されました。
しかし大きな変更点はなく、並べた時に目新しさはありません。
2007年のマイナーチェンジではインナーリングにルーレット刻印が打たれるようになりました。
114270の現在の市場価格は70万から90万円となっており、買取価格は70万が上限となっています。
型番こそ違うものの、外観・性能ともに酷似している14270とは、市場価格・買取価格ともに同程度となりました。
現行で36mmに戻ったことで、「36mm最後のエクスプローラーI」という優位性が失われことも、比較的安定した相場の一因になっているようです。
6代目 エクスプローラーⅠ Ref.214270
4本目は第6世代となるRef.214270です。
2010年から2021年まで製造された6世代目にして初のサイズアップを行ったことにより、半世紀近く続いた36mmケースが39mmになりました。
サイズアップは最も単純に視認性を上げる方法であり、エクスプローラーⅠの選択肢を増やしたという意味でも、大きな意義のあるモデルとして評価されています。
3mmというとそこまで変わらないと思われるかもしれませんが、重さにして30gの増加は装着感を大きく変えるため、見た目以上の変化と言えるでしょう。
137gを重いと感じるか心地よく感じるかで、このモデルの評価は別れるかもしれません。
214270の現在の市場価格は約100万から120万となっており、買取価格は100万が上限となっています。
最新型が36mmに戻り唯一の39mmモデルとなったことが、214270高騰の大きな要因になっているようです。
現行モデル エクスプローラーⅠ Ref.124270
5本目は現行モデルRef.124270です。
2021年に登場した現行モデルは11年ぶりに36mmケースに原点回帰しました。
往年のエクスプローラーⅠといった見た目ですが、各インデックスの大型化と標準装備のクロマライトによって視認性は抜群です。
最大の変化はパワーリザーブの強化で、Cal.3230を載せたことで70時間まで延長しました。
実用的で伝統的な36mmエクスプローラーⅠが欲しいという需要に応えた新作になっています。
124270の現在の市場価格は約120万から130万となっており、買取価格は100万が上限です。
2021年に190万円で登場して以降はながらく下落続きでしたが、今年から上昇に転じ始めて現在に至っています。
定番だけに派手な値動きがなく、安心して持つことのできる王道モデルと言えるでしょう。
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この記事を書いた筆者:買取リッチ東京 西八王子店 店長
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