はじめに
こんにちは!東村山市の買取専門店 買取リッチ東京 東村山店です。
世界で最も有名な時計ブランドとなったロレックスですが、その歴史や時計にまつわるエピソードの中には、真偽が不明なものも少なくありません。
出所のわからないそういった話には、実在の偉人や組織が登場することもあり、疑わなければすんなり信じてしまう話も混じっています。
ロレックスに限らず、世界中のハイブランドにはそういった膨大なエピソードが付きまとっており、その多くは悪質ではないものの、真偽の確かめようがないものばかりなのです。
そこで今回は、誤解されがちな事実だけを取り挙げてそれらを整理していきたいと思います。
一部に解釈がわかれるテーマが含まれますが、そこは事実部分を共有したうえで、ひとつの見方としてお楽しみ頂ければ幸いです。
それではぜひ最後までご覧ください。
この記事の動画verはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=zz8PA12HH_o&t=136s
ロレックスは純粋な営利団体ではない?
出典:https://www.rolex.com/ja
ロレックスは株式会社に代表されるような純粋な営利団体ではありません。
1960年の創業者ハンス・ウィルスドルフの死後、ロレックスの所有権は非営利団体のハンス・ウィルスドルフ財団に託されました。
この財団のメンバーは数十億ドル規模の所有権を100%保持しつつ、収益の大部分を寄付に充てています。
新作時計に関する情報と同じように、このような社会活動についても自ら発信することがないため広くは知られていませんが、ロレックスはヨーロッパ最大の慈善団体でもあるのです。
まとめると、ロレックスは慈善活動に意欲的な営利団体ということになります。
そのため、「営利目的でないから時計の宣伝をしない」といった指摘は誤りで、現在の秘密主義路線はブランディングの一環として見るのが自然でしょう。
「スイス時計といえばロレックス」はおかしい?
出典:https://www.rolex.com/ja
憧れのスイス時計と聞いて真っ先にロレックスを思い浮かべる方は多くなっています。
近年のロレックスの圧倒的な知名度から、スイス時計といえばロレックスという繋がりは非常に強くなっているのでしょう。
一方、ロレックス発祥の地はロンドンであり、租税回避のためスイスに拠点を移したという事実はあまり知られていないようです。
1世紀以上前の出来事で難癖をつけるようですが、スイス発祥の世界3大時計ブランドとロレックスを並べてみると、スイス時計の見方が少し変わるかもしれません。
例えば3大のひとつであるヴァシュロンからみた時、18世紀から築いてきたスイスブランドにロレックスは後乗りの形となり、さらにスイス時計の看板となると発祥の意味が薄れてしまいます。
ご覧の方に何かを強制するつもりは全くありませんが、時計に携わる人間としてはルーツの違いは重要視せざるを得ない要素のひとつです。
近ごろは若いスイス時計も増えてきており、改めてスイスブランドについて考える機会にしてみてはいかがでしょうか。
世界3大時計とロレックス 違いは芸術品かどうか?
出典:https://www.rolex.com/ja
世界3大時計であるパテックフィリップ、オーデマピゲ、ヴァシュロン・コンスタンタンを頂点として時計界の構図は組まれています。
いずれもロレックスには知名度で劣るものの、長い歴史と格式の高さによって、この3ブランドは明確にその他ブランドとは一線を画してきました。
世界5大、7大と広げてロレックスを同列にする場合もありますが、改めて世界3大の共通点を確認すると、十分な歴史を持った芸術品ということが挙げられます。
同じような意味では「3大時計は見るための時計」「買えないが憧れの時計」といった言い回しが一般的かもしれませんね。
たしかに、3大時計を見るとき「海や山で使えるか」「上司に嫌味に見られないか」
といったことよりは、「人生の1本」「子供や孫まで使えるか」と考える方が多いはずです。
ロレックスは間違いなく高級時計ですが、芸術品の域よりは、どちらかというと趣味品としての時計の方が近い立場になります。
どちらが上かという見方をするならば、3大以上はないという結論になるでしょう。
この記事を書いた筆者:買取リッチ東京 東村山店 店長
この度は当店ブログ記事をご覧くださりありがとうございます。
東京の多摩地区でブランド買取専門店を運営しております買取リッチ東京です。
買取リッチ東京 | 小金井・小平・東村山・昭島・八王子 (kaito-rich.com)
貴金属や腕時計についての最新の情報を定期的にアップしていきますので、ご覧いただけましたら幸いです。