こんにちは!昭島市の買取専門店 買取リッチ東京 昭島中神店 です。
2020年の新作発表は時期や形式が狂いにくるった1年でしたが、
発表された新作はどれも時計愛好家を楽しませてくれるものばかりでしたね。
今回は、そんな2020年の新作から個人的に気になった時計をご紹介します。
気になる時計があったらぜひチェックしてみてください。
ロレックス サブマリーナ デイト 126610LN/126610LV
出典:https://www.rolex.com/ja
前作からの変更点は①ケースサイズ②ムーブメント③ダイヤルカラー(126610LVのみ)の3つです。
ケースサイズは実に40年ぶりの変更となり、40mmから41mmへサイズアップしました。
並べてみてもはっきりわかる違いではありませんが、もともとサブマリーナをつけていた人からするとたった1mmでも違和感を感じるようです。
といっても否定的な意見は少なく、むしろシャープになったラグの高評価が多くみられます。
ムーブは新世代ムーブメントのCal.3235になりました。
すでにシーデュエラーやディープシーに搭載されているムーブの同型で、
パワーリザーブが48時間から70時間に伸びたことで使い勝手が向上しました。
週末の2日間放置しても月曜朝に時刻合わせをする必要がない、ということは現代の実用時計に求められる基本スペックとも言えます。
ファンにとっては待望の改善点だったかもしれませんね。
126610LVは前作グリーンサブのグリーンダイヤルを引き継がず、前々作のカーミットと同じブラックダイヤルになりました。
オールグリーン使用の前作は熱狂的な人気によって品薄のまま廃盤になりそうですが、
カーミットの落ち着いた組み合わせこそサブマリーナという方もいるのではないでしょうか。
ロレックス オイスターパーペチュアル36 126000
出典:https://www.rolex.com/ja
2本目はロレックス オイスターパーペチュアル 36です。
登場初期は新型サブマリーナの話題でもちきりでしたが、
ひと段落した頃からか、オイスターパーペチュアルの高評価が目立つようになりました。
実際に目にすれば、洗練されたデザインが明らかに際立っており、実用性とデザインの両方を兼ねそろえたモデルということがよくわかるでしょう。
豊富なカラーバリエーションがあるのも特徴で、ロレックスとは思えないような、グリーン,イエロー,ピンク,ターコイズ,レッドなどの鮮やかなカラーが並びます。
そんなロレックスらしくないとも言えるカラバリの一方で、デザインは極めて質実剛健であり、時計本来の役割のみに特化した名作なのです。
とにかくシンプルでデイトさえもない方が良いという方に非常におすすめの1本といえます。
IWC ポルトギーゼ・オートマティック40 IW358306
出典:https://www.iwc.com/ja/home.html
3本目はIWC ポルトギーゼ・オートマティック40 です。
初のオンライン開催となったウォッチ&ワンダージュネーブ2020で発表されたポルトギーゼの新作は傑作といえます。
1930年代に開発されたポルトギーゼRef.325を復刻させたモデルで、クラシカルなドレスウォッチとしては2020年の新作の中では非常に完成度の高い逸品です。
レイルウェイのミニッツトラックとリーフ針は品よくクラシカルな装いとなっており、
ポルトギーゼらしい文字盤にうまくハマりました。
ケースサイズを従来の42mmから40mmへサイズダウンした点も評価できます。
ポルトギーゼ・オートマティック40はダイヤルカラーやケース素材によっていくつかのバリエーションがありますが、その中でも18金レッドゴールドケースのIW358306はラインナップの中でひときわクラシカルな一本です。
針やインデックスがすべてレッドゴールドでまとめられているダイヤルの上で、
スモールセコンドのブルースチール針が程よいアクセントになっています。
80万以下で買えるIW358304なども素晴らしい傑作ですが、ラインナップの中では200万弱と高額になるIW358306は人生の1本にふさわしいと言えそうです。
グランドセイコー エレガンスコレクション 初代GSデザイン復刻モデル
出典:https://www.grand-seiko.com/jp-ja
4本目はエレガンスコレクション 初代グランドセイコーデザイン復刻モデルです。
グランドセイコー60周年というメモリアルな年に、初代グランドセイコー復刻モデルがレギュラーとしてラインナップに加わりました。
鋭いドルフィン針、絞られたベゼル、上品なバーインデックスなどはほとんど当時のまま、
コレクターズアイテムとして非常に高い完成度を実現しています。
60年登場の初代からの変更点は、3mm増加し38mmへサイズアップしたケースサイズ、当時14金張りだった部分を18金イエローゴールドやプラチナへ変更した点などです。
このあたりの現代風のチューニングは必要最低限かつ適切なものといえるでしょう。
2017年に登場した初代グランドセイコー復刻モデルからの変更点としては、
ステンレススチールモデルの撤廃、ブリリアントハードチタンモデルの追加、裏蓋をシースルー仕様に変更した点などが挙げられます。
耳慣れないかもしれませんが、ブリリアントハードチタンとは2017年にグランドセイコーのために開発された新素材です
ラインナップの中で最も安価だったステンレススチールモデルの撤廃は痛いですが、
ブリリアントハードチタンはステンレススチールとは比較にならないほどの高性能の素材といえます。
特に硬度についてはステンレススチールの2倍もの硬さを持ち、比較的傷つきやすかったステンレスの弱点を克服しています。
シースルーバックは正直評価の分かれるところでしょう。
少なからず堅牢性を損なう変更ですので、シースルーバックがだめという方には2017年の復刻モデルをおすすめします。
ここでは復刻モデルを取り上げましたが、グランドセイコーの2020年の新作はどれも海外ビッグブランドに負けず劣らずの傑作ばかりです。
海外進出に乗り出したばかりのチャレンジ精神あふれるグランドセイコーの新作をぜひチェックしてみてください。