こんにちは!買取リッチ 東京東小金井店です。
2023年7月、金はグラム当たり9700円、プラチナはグラム当たり4700円と、プラチナは金の半値ほどの価格です。
そのせいか「金は上がっているけど、プラチナは安い」という認識の方は多いかもしれません。
実際には、2023年にはプラチナの価格が8年ぶりの高値を記録し、プラチナ単体でみると価格は上昇しており、今が売り時です。
過去50年のプラチナ価格推移のグラフを提示しながら、今が売り時である根拠をご説明します。
なんで金よりプラチナが安いの?
金とプラチナの価格差はそれぞれの金属の需要の違いから生まれます。
金の需要は宝飾品と投資がメイン、プラチナは自動車や工業製品が需要のメインです。
実際に世界の金の需要は約5割が宝飾品、約3割が投資に使われています。
一方プラチナは自動車の需要が約35%、約17%が工業用、約20%が宝飾品です。(2021年時点)
この需要の違いがなぜ価格差を生むかというと、投資としての金需要は増えたのに、プラチナの需要が減った場合です。
例えば世界経済の悪化や紛争が起こると、株式の価値は落ちてしまいます。株式に回っていた資金はそのものに価値のある金投資に流れていきます。
そうなると需要は増え、金の価格は上がります。
ところが、経済が停滞するとぜいたく品とされる自動車は売れなくなります。
自動車の排気ガス浄化装置にはプラチナが使われているので、自動車が売れなくなる分プラチナの需要が減り、プラチナ価格が下がりやすくなります。
現在のプラチナの価格の高騰は、次に説明する主だった要素により変動しています。
【プラチナ高値の要素】南アフリカの停電やストライキ
プラチナの供給の大半は南アフリカが担っています。供給量は全体の約58%。2位のロシアが約8%なので、プラチナの供給はほぼ南アフリカの生産に依存しています(2021年時点)。そのため、南アフリカの鉱山稼働量によって供給は大きく増減します。南アフリカの鉱山稼働状況で、供給が不安定になるとプラチナの価格は上がり、逆に過剰になるとプラチナ価格が下がりやすくなります。
2023年は、昨年から続く南アフリカの慢性的な大規模な停電によりプラチナの供給減少が専門家の間で予測されています。その影響が下人の一つとなって価格が高騰しています。
【価格上昇の要素】自動車販売台数の増加
プラチナの需要の4割は自動車産業です。プラチナ触媒は排出ガスを浄化し、環境への有害物質の放出を減少させる役割を果たします。
そのため、世界的に自動車の生産台数が増加すると、プラチナの需要が増、プラチナの価格が上がることがあります。
特にディーゼル車はガソリン車に比べ多くのプラチナを使用するため、ディーゼル車の販売台数が伸びると、プラチナの価格が上がることは過去のデータから判明しています。
しかし、クリーン自動車として知られる電気自動車はプラチナをほとんど使わないため、ディーゼル車に替わってプラチナを使用しない自動車が普及すればプラチナの価格は下がるといえるでしょう。
【価格上昇の要素】金に対する割安感
金価格とプラチナ価格の差が離れていると、金に対する割安感からプラチナに投資する投資家が増えます。投資の需要分、価格が上がりやすくなります。自動車販売台数や南アフリカの情勢などに影響されてプラチナ価格が上がった時に売却します。
2023年は金の約半値であることが一般にも認知されてきたので、投資先として買う人が増えているようです。
過去50年の価格を見れば納得!プラチナは今が売り時
次にプラチナの過去50年の価格推移を見みましょう。
為替の影響を受けてしまいますが、わかりやすく国内金価格でグラフを用意しました。
参考:田中貴金属工業 プラチナ価格推移(田中貴金属工業株式会社年次|プラチナ価格推移 (tanaka.co.jp))
グラフの最後の最新データである2022年の平均値4,132円を基準に赤い横線を引っ張りました。
リーマンショックの2008年に一度大きく下落し、下がり調子だったところ、2020年のコロナショックでプラチナを買う人が増え上昇に転じました。
2023年現在は昨年から続く南アフリカの慢性的な大規模停電が起こっています。2024年までプラチナの供給が減少するだろうという専門家の予測もあり、依然として高値を付けています。
このグラフだけみても、今売却することはよい選択だといえるのではないでしょうか。
今後、過去最高価格になる展望はある?
今よりもっと高い値段で売りたい方のために、今後の展望を考えてみました。
2023年以降、最高値を記録する可能性があるとすれば、水素をエネルギー源とする燃料電池自動車の普及が大きな要因の一つになると思います。
燃料電池自動車は水素から発電をする際に、プラチナを多く必要とします。
そのため、燃料自動車の人気が上がり、購入する人が急増するとプラチナの価格が上がります。
実際に、1999年から2008年に欧米でのディーゼル車の爆発的な人気を博したことで、プラチナの価格が高騰しました。
ディーゼルエンジンは従来のガソリンエンジンより有害物質の排出量が多く、それに伴いプラチナ触媒が多く必要であることが貴金属市場で知られていたのです。
現時点では燃料電池自動車は生産も購入者も限られており、に数年後~十年後に普及するかは誰にもわかりません。
今お持ちのプラチナが投資用ではなく、もう使わないアクセサリーなどであれば、今価格が高騰しているうちに売却するのがおすすめです。
おわり
現在プラチナ価格は過去の高値水準に入っています。そのため、売却したいプラチナのアクセサリーなどがあれば売却をおすすめします。
今以上の高値で売りたい場合は、数年~十数年の間、定期的なプラチナ価格のチェックだけでなく、自動車業界の動向にもアンテナを張っておくといいでしょう。
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