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【エクスプローラーⅠ大特集】歴代モデル振り返り&最新買取価格!

こんにちは。東村山市の買取専門店 買取リッチ東京 東村山店 です。

いよいよ目前に迫ったロレックスの新作発表ですが、今年の新作の有力候補の一つとしてエクスプローラーⅠが挙げられることが多いようです。
それを反映してか、全体的に上昇が続くロレックス相場の中でも、エクスプローラーⅠの相場からは期待感が出ているようにもみえてきます。
今回はそんなエクスプローラーⅠの歴代モデルの振り返りと最新買取価格をみていきます。
ぜひ最後までご覧ください。 

 

出典:https://www.rolex.com/ja

1950年代の腕時計

エクスプローラーⅠの歴史は1953年のRef.6350登場から始まります。
ロレックス創業から48年目のモデルということもあって、すでに高い技術力が詰め込まれており、50m防水や48時間のパワーリザーブなど、スペックはすでに近代的な水準にあると言えそうです。
50年代は後半にかけて、セイコーから高性能なクロノスやクラウンといった名機が誕生しており、スイス・日本ともに時計製造の技術が確立していく時代となります。
1953年の日本は昭和28年ですが、この頃は街頭テレビに人だかりができたり、一般家庭にようやく蛍光灯が普及し始める時代でした。
生活家電やインフラと比べると時計の発展は一層際立っているように感じられますが、これは腕時計に軍事品としての側面があったためです。
2度の大戦で軍事必需品となった腕時計は、より安価で高性能なものを目指し、著しい発展を遂げました。
ミリタリーウォッチというジャンルがあるのもこの名残といえます。
通信技術や航空技術と同じように、腕時計の発展は戦争によって早められたというと複雑な気持ちになりますが、初代エクスプローラーⅠ登場の背景には戦争が色濃く存在していました。

 

超希少モデル初代Ref.6350

そんなエクスプローラーⅠは探検家へ向けたプロフェッショナル・ウォッチとして登場します。
人類初のエベレスト登頂を成功させた探検家エドモンド・ヒラリーを称えたモデルということですが、商売上手のロレックスらしく、戦後の登山ブームへ向けての開発だったのでしょう。
バブルバック後期にあたるセミバブルバックが特徴的な初代6350は、流通が極端に少なく、当然ながら相場らしいものも存在しません。
状態以外だけでなく修理歴なども買取価格に関わるため、オリジナルのパーツがどれだけ残っているかは非常に重要です。

 

2代目Ref.6610からムーブが全方向巻き上げへ

初代登場の翌年1954年に登場した後継機6610は、たった1年違いにも関わらず、初代から一気に現在のエクスプローラーらしいデザインになります。
ケースがセミバブルからフラットへ、12時のインデックスが正三角形から縦長の三角形になったことで、全体的にかなり洗練された印象です。
全方向巻き上げとなったムーブも特筆できる点で、デザイン・スペックともに躍進のモデルといえるでしょう。
初代と同じく相場らしいものはありません。

 

3代目にして完成形?Ref.1016

3代目は超ロングセラーモデル1016になります。
今お使いの方も多いのではないでしょうか?
1963~88年の25年間発売されていたモデルで、これ以降のモデルに見た目の大きな変更はありません。
そのため、エクスプローラーは1016で完成してしまったという見方もあるようですね。
長い発売期間の中では度重なるマイナーチェンジがあり、生産時期と搭載ムーブの違いによって前期、中期、後期にわけられ、後期の1016にはハック機能が搭載されました。
比較的流通量は多いものの、昨今の高騰相場の煽りを受けており、状態の良い個体を100万以下で入手するのは難しくなっています。
買取価格も年々上り後期型の良個体は100万超の値段がつくことも珍しくありません。

 

キムタクモデルこと4代目Ref.14270

4代目14270も日本人には馴染み深いモデルですね。
ドラマでキムタクが私物の14270を着用していたことから、90年代後半にかけキムタクモデルとして大流行しました。
ちょうどその頃に購入された14270のお買取りは弊社でも途切れることがなく、ロレックスブームの勢いを日々感じております。
20年たった今では流行品のイメージがすっかり薄れたことで真っ当な評価を得ており、当時キムタク被りを気にして買えなかった方も安心して買える時代になりました。
大きな変更点は風貌とインデックスです。
風防はプラスチックからガラスになったことでいよいよ現代的になり、これによって14270を初めて買うロレックスに選ぶ方も多いようですね。
インデックスの大型化は視認性を大きく上げた一方、デザイン面での不評も買ってしまったようですが、ロングセラーモデルの後継機には反発がつきものと言えます。
流通量が多く50万~60万で良い個体が買えるため、買取価格が50万を超えることは多くはありません。

5代目Ref.114270から6桁に

2001年登場の5代目114270は細部の微調整のみ行われたモデルです。
デザインとともに前モデルからの人気も引き継ぎ、現在も多く流通しているエクスプローラーのひとつと言えます。
販売価格、買取価格も14270と大きな差はなく、50万前後から購入可能なモデルです。

 

現在高騰中!現行モデルRef.214270

2010年に登場したのが、次のモデルチェンジが有力視されている現行214270です。
ぱっと見では変化がないように見えるかもしれませんが、ケースサイズが36mmから39mmへサイズアップされました。
モデル史上初となるサイズアップには否定的な見方もありましたが、これらの意見はその後時計界に訪れたビッグサイズの流行によってトーンダウンした印象です。
いまや40mmオーバーが多数を占めるようになったメンズウォッチの中で、39mmは相対的にやや小ぶりくらいの立ち位置になっていると言えます。
50年代のメンズウォッチの平均サイズは32mmですが、ムーブの性能向上に伴う大型化と、平均身長が伸びたことによる体格の増大が、ここまでサイズアップが続いた大きな要因と言われているようです。
214270は2016年のマイナーチェンジ前後の新旧モデルで買取価格が大きく割れており、旧モデルは50万~60万、新モデルは約90万前後となっています。
モデルチェンジがあった場合は新旧両モデルの高騰がありそうですが、特に新型が瞬間的にどこまで上がるかが注目のポイントです。

 

この記事を書いた筆者:買取リッチ東京 東村山店 店長

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