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まもなく到来!セイコーアンティーク高騰時代 注目モデルはこの2つ!

海外で注目集まるオールドセイコー

こんにちは!東村山市の買取専門店 買取リッチ東京 東村山店です。

多くのアンティーク品やヴィンテージ品は、この数年でかつてないほどに高騰しました。
シャネルのマトラッセ、ギブソンのヴィンテージモデル、リーヴァイスのジーンズ、ジャパニーズウィスキー、レトロゲームソフトなど、あらゆる分野で驚くような高騰が今も続いています。

高級時計のアンティークモデルも同じで、特にロレックスは現行品の品薄の影響もあり、アンティーク市場は大きく沸いている状況です。
スポーツモデルだけが高騰していた時代は終わり、今やほとんどの廃盤品を含めたロレックス市場全体が高騰中と言えるでしょう。

そんな中、新たに高騰の予兆が見られるアンティークにオールドセイコーが挙げられます。
半世紀以上前の名機に海外からの注目が集まっており、オールドセイコーはひとつのブランドになりつつあるようです。
今回はそんなセイコーの注目のアンティークモデルをご紹介します。

 

グランドセイコー ファーストモデル J14070

1960年に登場したグランドセイコーのファーストモデルです。
1960年から1963年の3年間のみ製造され、14金張りのケースと裏蓋のメダリオンが高級感を出しています。
当時の日本には自動巻きの技術がまだなかったため、この初代グランドセイコーも手巻きで開発されました。
そのため、今でも手巻きのグランドセイコーの人気は高く、実際に初代の復刻盤は手巻きで登場しています。
今でこそ「あのグランドセイコーの初代」という箔がついていますが、当時としても日本の腕時計技術の集大成という見方が多く、登場からして特別なモデルだったようです。

 

個体差は大きいものの100万円以上の美品も

3年と短い製造期間ながら、初期、中期、後期でブランドロゴに違いがあります。
大きな差ではないものの、初期の彫刻ロゴと後期のアプライドロゴに比べると、中期のプリントロゴは若干人気で下回るかもしれません。

針やインデックスに見られるおなじみのセイコースタイルは、当然ながら現行モデルまで繋がっており、最初から基本デザインを変えていないという点はロレックスとの共通点です。
流通数が少なく個体差の激しいファーストモデルは美品で100万円を大きく超えている一方、強めにダメージが見られるものは50万円以下から見つけることができます。
数年前に比べると明らかに美品の値段が強気になっており、これはおそらく海外人気を見込んでのことなのでしょう。
海外進出を本格化させたグランドセイコーによって、このファーストモデルの価格も比例して上がっていきそうです。

 

キングセイコー 45KS

キングセイコーのセカンドモデルの改良版として登場したのがこの45KSです。
キングセイコーはグランドセイコーと並んでセイコーの2大看板モデルで、デザインもよく似ていることで知られています。
しかし、グランドセイコーとの明確な差別化の失敗などもあり、70 年代に廃版となりました。
完成度は優れていながらも廃版になったことで、隠れた名作のような扱いが多いモデルでもありますね。
そんな中、2022年に半世紀ぶりに復活したことで国内外で大きな話題となりました。
セイコー全体が盛り上がりつつある中、グランドセイコーに次ぐ起爆剤になるのはキングセイコーかもしれません。

高精度な手巻きアンティーク

45KSは手巻きハイビートモデルとして1968年~1971年まで製造されたものの、キングセイコー最後の手巻き時計となったモデルです。
68年は初の自動巻きが出ると同時に、まもなくクォーツ時代がやってくる直前の時期でもあり、手巻きの存在感は弱まっているタイミングでした。
一方、技術的には最盛期を迎えており、45KSの振動数36000回はあのエルプリメロに匹敵しています。
60年代に登場した世界中の時計と比較しても45KSの精度はトップクラスで、メンテナンス次第では現在も高精度で動いてくれるでしょう。

 

10万円台から買えるタイミングは今!

アンティークにとって高い実用性があることは大きなポイントで、問題なく日常使いできる状態であれば価値は大きく上がります。
45KSの製造年はアンティークの中では比較的若く、手巻きのためメンテナンスが簡単という点もとっつきやすい点です。
価格は上がりつつあるものの、現在は10万円台から探すことができるため、本格アンティークデビューにも最適な1本と言えるでしょう。

 

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この記事を書いた筆者:買取リッチ東京 東村山店 店長

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