こんにちは!昭島市の買取専門店 買取リッチ東京 昭島中神店 です!
ロレックスの高騰相場は新しい局面を迎えつつあります。
以前は高騰する一部の超人気モデルを、他の多くのモデルが追従し、常時定価で買うことのできるモデルが少ないながら一定数あるというような状況でした。
しかし、現在はひと昔前の不人気モデルが定価を超えるほどになっており、1年前と比べても大きく様相は異なっていると言えるでしょう。
今回は、そんな最近のロレックス相場を象徴するような3モデルをご紹介します。
デイトナやサブマリーナなどの最人気モデル以上に変化が大きい、エントリーモデルに注目して見ていきましょう。
ぜひ最後までご覧ください。
エクスプローラーⅠ 214270
1本目はエクスプローラーⅠ 214270です。
エクスプローラーⅠは2021年に新作124270が登場し、214270は1代前のモデルとなります。
モデルチェンジ後の旧作の高騰はスポロレの通例ですが、歴代エクスプローラーⅠの場合は変化が乏しく、これまでに刷新による大きな高騰はありませんでした。
しかし、214270から124270への変更の際は、デザインこそ変わらないものの、近年の大型化に逆らう形でサイズダウンが行われ、往年の36mmへの原点回帰を果たしました。
36mmへの変更は概ね好意的に受け入れられている一方、旧作となった214270の39mmは歴代最大サイズとして再評価されており、この点が現在の高騰の一因になっているようです。
214270の現在の実勢平均は150万前後で推移しており、100万円を突破した1月初旬からみると凄まじい上昇と言えます。
エクスプローラーⅠと言えば、ほんの数年前までは定価以下で買えるスポロレでしたが、いまや定価の2倍超と大人気モデルの仲間入りを果たしました。
もちろん、昨年からの生産数や輸入数の減少も大きく響いていることは間違いありませんが、高騰を大きく支えているのはロレックスブランドの人気です。
コロナ禍でも世界的な不況を感じさせないロレックス相場は、その資産価値を改めて証明してみせました。
スタンダードなスポーツモデルであるエクスプローラーⅠのプレミア化は、ロレックス相場において象徴的な出来事と言えそうです。
オイスターパーペチュアル 126000
出典:https://www.rolex.com/ja
2本目はオイスターパーペチュアル 126000です。
2020年の登場時は同時に発表された新作サブマリーナに注目が集まりましたが、完成度の高さによって現在まで評価を上げ続けています。
126000の大きな特徴は36mmケースとダイヤルカラーの種類の豊富さです。
一般的と言える41mmケースの124300より5mm小さいダイヤルには、イエローやグリーンなどのカラフルなバリエーションが用意されており、ロレックスらしくないポップな展開となっています。
男女ともにつけられる36mmという大きさ、新規顧客を取り込める今までにないカラー展開、そして60万という抑えめの定価も人気の要因となり、現在は高騰モデルになりました。
カラーによって上昇率は大きく異なるものの、ほとんどが定価の2倍超という高騰ぶりをみせています。
そんな中、群を抜いて高騰中なのがターコイズブルーです。
この水色文字盤のオイスターパーペチュアルは現在なんと200万弱もの価格まで上がっており、定価の3倍超という上昇率になっています。
これは女性でも装着可能な36mmモデルに、ティファニーブルーを彷彿とさせるダイヤルカラーが使われたことで生まれた、女性人気による高騰という見方があるようです。
ロレックスによって立場を確立したグリーン文字盤も、いまでは他ブランドの高級時計に採用されるまでになりましたが、ハイブランドのコーポレートカラーの共有はファッション界の伝統と言えるのかもしれません。
ここまで126000に触れてきましたが、オイスターパーペチュアルの高騰は斬新なダイヤルカラーだけによるものではなさそうです。
最もベーシックとも言える41mmサイズの124300の黒文字盤を見ると、実勢90万~100万とこちらも定価超えをしていることがわかります。
オイスターパーペチュアルですら定価を超えてしまうと、ロレックス相場も行きつくところまでいってしまった感がありますね。
エアキング 116900
出典:https://www.rolex.com/ja
3本目はエアキング 116900です。
2016年に登場した116900は、70万という定価から入門機として紹介されることが多い一方、不人気モデルの1つとして挙がることも多いモデルでした。
不人気の理由は突出した耐磁性能という尖ったコンセプトと、同じパイロットウォッチに最人気モデルのGMTマスターが並んでいるということです。
耐磁性能を日常的に使いこなす人は極めて限定的なうえ、ロレックス全体で見てもトップクラスの人気モデルであるGMTマスターの存在によって、エアキングのパイロットウォッチとしての存在感は薄まっていました。
そんなマニア向けともいえる116900ですが、不人気だったのはひと昔前のことで、いまや実勢100万超えの人気モデルとなっているのはご存知でしょうか?
定価70万からすれば大高騰とは言えないかもしれませんが、数年前までは定価以下で買える不人気モデルだったことを考えると、近年最も立場を上げたモデルと言えそうです。
人気が出ると見方も変わってくるもので、かつて酷評されていた特徴的な配色も、最近では「遊び心」として見る肯定的な評価が増えました。
近いうちにロレックスからは不人気モデルがなくなるのかもしれませんね。
この記事を書いた筆者:買取リッチ東京 昭島中神店 店長
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