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【プラチナ】今後10年でどこまで上がる? プラチナ高騰の理由

【プラチナ】今後10年でどこまで上がる? プラチナ高騰の理由

こんにちは!小平市の買取専門店 買取リッチ東京 花小金井店 です!
この数年の高騰が目立っているプラチナ価格ですが、現時点の小売価格は4500円を大きく上回っており、今なお過去最高水準で推移しています。
さらなる高騰の可能性は十分で、今後ますます注目度は上がっていくでしょう。

今回は、動きの激しい金に対し、比較的安定していたプラチナ相場の高騰の理由と、今後の推移についてわかりやすく解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。

金より希少なプラチナ なぜ金より安い?

プラチナと金の価格差は需要の違いによって説明できます。

宝飾品と投資が大部分を占める金の需要に対し、プラチナは工業が最も大きな需要を占めています。
特に投資銘柄としての価値の違いは明確で、世界共通の通貨である金に対し、プラチナは工業製品としての側面が強い金属です。
工業製品とは主に自動車を指し、車が売れない時期はプラチナ価格も下がってしまうほど、このふたつは密接な関係にあります。
金に比べ採掘量・流通量が少ないプラチナは希少性でまさるものの、総量が少ない分、車の売れ行きに相場が大きく影響を受けてしまうのです。

金とプラチナの性格の違いが象徴的に表れたのは2008年のリーマンショック時でしょう。
経済が大打撃を受けて自動車の製造・販売が落ち込み、プラチナ相場が暴落した際、逆に金相場は高騰し、有事の金たる所以を示しました。
金の高騰相場はリーマンショックが引き金と言われており、一方のプラチナの役割もここで決定してしまったと言えます。
金には豊富な採掘量と流通量、そしてプラチナに比べ多くの埋蔵量があることも、投資価値を支えている要因のひとつです。

 

ガソリン車の廃止でプラチナ相場が高騰?

プラチナ高騰の最も大きな要因は供給不足ですが、長期的な高騰要因になっているのは脱炭素社会への世界的な動きです。

2020年、経産省は脱ガソリンを目標に、2030年半ばまでに販売する新車のすべてを電動車にするという発表をしました。
これは世界に先駆けたものではなく、先進国が足並みをそろえて行っている環境問題への取り組みのひとつです。
イギリスでは2035年としていた目標を前倒し、2030年から内燃機関の車の新車販売を禁止すると発表しました。
世界的に内燃機関自動車から離脱する動きは急激に活発化しており、コロナ後はよりこの動きが早まることが予想されています。

このように、世界が炭素社会から水素社会への本格的な転換期にさしかかる中、燃料電池車の触媒に必要不可欠な貴金属がプラチナです。
燃料電池車の製造が本格的になる2020年代後半にかけ、プラチナの上昇相場はほとんど確実視されています。

 

2020年はプラチナマーケット史上最大の供給不足に

2020年はこういった世界情勢を背景に感染症が流行し、供給不足が引き起こされました。
上半期は、コロナウイルス感染拡大による鉱山の生産停止によって供給の大部分が失われ、回復までには長い時間を要しました。
プラチナの鉱山生産の半分を占める南アフリカでは、いまだに予断を許さない状況が続いており、供給不足はすぐに解決する問題ではなくなっています。
また、供給だけでなく、自動車触媒、宝飾、工業の需要も減ったことで、供給と需要の両方が大きく縮小する結果となりました。

しかし、下半期に入り世界経済の状況が改善されると、供給は減少したまま、需要だけが急激に回復しはじめます。
加えて、プラチナの投資需要がコロナ禍で大きく伸び、その後のプラチナマーケットは史上最大の供給不足となりました。

 

緩やかに上昇するプラチナ相場 再高騰のタイミングは?

とはいえ、現在は一時期ほどの値上がり方はみられません。
これは高騰に拍車をかけた投資需要の伸びが緩やかになったためです。
今後もプラチナ相場は上昇傾向を強めていくと思われますが、相場を読むポイントとしては以下の3点が挙げられます。

①プラチナ供給源の復旧

②燃料自動車製造の開始

③経済の本格的な再開

どれもやがて必ず起こる出来事ですので、タイミングに注目することが、今後のプラチナ価格の推移予測に役立てられそうです。

 

筆者:買取リッチ東京 花小金井店 店長

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