ロレックスの中でも、飛びぬけた人気をもつ「サブマリーナー」。
こちらは時計としての人気だけでなく、換金率が極めて高いことでも有名です。
では、実際にいかほどなのか?
本動画ではすでに生産が終わった過去モデルまで遡って、
サブマリーナーの定価と換金率についてお伝えいたします。
まず、最初にサブマリーナーとはどのようなモデルかを簡単にお伝えいたしましょう。
サブマリーナーは1953年に誕生した世界初のダイバーズウォッチ、すなわち潜水用の時計です。
なんと言っても特徴的なのは高い防水性能。
当初は水深100mまでの防水機能でしたが、常に新たな技術による改良を繰り返し、現在は300mまでの防水を実現しています。
また、その過程でデザイン性や使い勝手の良さも高く評価されるようになり、普段使い用としても広く普及いたしました。
日付表示のあるものと無いものの2種類がありますが、現在はもっぱら日付表示付きのものが人気のようです。
では、現状で中古市場に流通しているモデルを古い順で見ていきましょう。
サブマリーナRef.16610
最初はRef.16610です。
生産された個体数が多く、今でも中古市場で流通しています。
当初の定価は約47万円でしたが、中古店での買取相場は、なんと現在110万円。
およそ60万円分もの上昇があります。換金率は234%。
人気の秘密はフィット感。この後のサブマリーナーは徐々に大型化していく傾向があり、このRef.16610のサイズが一番しっくりくる、という方々の間で人気を博している、と言われています。
このシリーズには、他に18金コンビのRef.16613と、金無垢のRef.16618があり、
前者は定価90万に対して買取価格130万円、換金率144%。
後者は定価275万円に対して買取価格300万となっています。
どちらも30万前後の上昇が見られます。換金率は110%です。
こちらは先ほどのステンレスモデルのバリエーションで、サブマリーナーの生誕50周年記念として発表された特殊モデル。
文字盤の周囲にあるベゼルと呼ばれるパーツが緑色であることから、通称「グリーンサブ」と呼ばれています。
定価は54万円でしたが、現在はそこから大きく伸びて、180万円もの値が付いています。
およそ130万円もの大上昇です。換金率は驚異の334%。
さらに恐ろしいことに、この「グリーンサブ」には、ライムベゼル、ファット4、ビッグスイス等、一部の仕様が異なった希少個体が確認されており、その場合は更に買取価格が上昇する可能性があります。
サブマリーナーの中でも極めてレアなモデルと言えるでしょう。
サブマリーナRef.116610
次はRef.116610です。
こちらは2010年に発売されたデイト付きサブマリーナーの第4世代モデル。
新たにベゼルがセラミック製のものに換装され、合わせてブレスレットの変更やパーツサイズの微調整が行われたことで、全体的にがっしりとしたデザインに変化しています。
上記のナンバーはスタンダードなステンレス製モデルで、ベゼルと文字盤の色が黒いモデルと、緑のモデルの2種類で販売されていました。
人気は緑色の方が圧倒的に高く、中古市場で現在も高く取引されています。
そんなRef.116610は、発売時の定価が約94万円、現在の中古買取価格は、黒が130万円、緑は230万円となります。
換金率はそれぞれ、138%と245%。
どちらも当時の定価を大きく上回っており、黒ベゼルの方は約40万円の上昇、緑に至っては140万円もの大幅上昇です。
先代のRef.16610LV同様に、人気の高さが伺えます。
なお、緑ベゼルは先代と異なり、文字盤まで緑色になっているのが特徴です。
こちらはベルトの一部などに18金を使用した、コンビモデルです。
やはりベゼルの色にバリエーションがあり、こちらは黒と青の2種類。
定価は約148万円、買取価格は両方とも180万円となっており、40万近くの上昇です。
コンビモデルにはステンレスほどの違いは現れていませんが、どちらかと言えば、純粋な人気では若干青ベゼルの方が高く、値段が高騰しやすい傾向にあります。
換金率は122%。
Ref.116618はケース全体がイエローゴールドで造られた無垢モデルです。
こちらも黒と青の2種で展開されており、定価は390万円。
現在の買取額はどちらも420万円となっており、
約30万円分の上昇、換金率108%となります。
無垢モデルにはもう1つ、ホワイトゴールド製のRef.116619がありますが、
こちらは定価406万に対して買取額は390万となり、逆に若干下回っているようです。
ちなみにこのモデルは、
サブマリーナRef.126610
2020年から展開されている現行シリーズで、例によってベルトなどの細部にも手が加えられていますが、一番の大きな違いは、本体サイズが幅40mmから41mmに僅かに大型化した点です。
数字上では僅かな差ではあるものの、実際に装着すると、それによって大きく使用感が変化しているのが分かります。
こちらは定価が約120万円。先代と同じくベゼルが黒か緑かで人気が分かれていますが、黒が170万円、緑が210万円となっており、先代ほどの大差はありません。
換金率はそれぞれ142%と、175%です。
もっとも、定価と比べれば50万円~100万円もの上昇ですので、まだまだサブマリーナーの人気に陰りは無いと言えるでしょう。
18金コンビのRef.126613は定価174万円に対して買取金額が200万円で、約26万円分の上昇です。換金率は115%。
青いベゼルの場合は更に10万円分ほど上昇する可能性もあります。
金無垢のRef.126618は定価450万円、買取は460万前後となり、あまり差がありません。換金率ほぼ102%となります。
ホワイトゴールド無垢のRef.126619は定価480万円に対し,買取は450万となっており、またしても値段が下がっています。
最後に日付表示の無い、ノンデイトモデルを紹介します。
こちらの方は全モデルがステンレス製のみの展開となっています。
サブマリーナRef.14060
まず、Ref.14060。1989年に販売された第5世代モデルで、ここから潜水機能が300m防水となりました。
定価は39万円、買取相場は90万円となっており、約50万近くの上昇です。
換金率は231%。
次のRef.14060Mは内部機構を入れ替えたマイナーチェンジ版。
約60万円の上昇です。換金率256%
2012年には第7世代に当たるRef.114060が登場します。
鉢の太さなど、細かい改修も行われたようです。
定価は約83万円。現在の買取相場は120万円。およそ40万円分の上昇と言えるでしょう。
換金率145%となります。
2020年からは、デイト版と同じく、ケースサイズが41mmへと変更されたRef.124060が販売開始。
定価は106万円ですが、140万円でのお買取りとなっています。こちらも約40万円分の上昇です。
換金率は132%です。
さて、ご紹介はここまでとなります。
少し情報をまとめて見ますと、サブマリーナーに関しては、ホワイトゴールド製のモデルを除き、ほぼすべてのモデルが、定価よりも高騰していると言えます。
また、金無垢モデルは総じて変動が少なく、ステンレス製モデルは逆に変動が大きいようです。
中でも番号の末尾にLVがつく緑色のベゼルは、他とは一線を画す高騰ぶりを見せており、換金率も大きく伸びています。
また、古いモデルの方が一様に換金率が高い傾向にもあり、定価4~50万円時代にサブマリーナーを購入されていた方には高価売却のチャンスかもしれません。
しかしながら、これらのすべては、そもそもがサブマリーナーという時計自体に、
時代を超えた普遍の人気があるからこそと言えるでしょう。
今後もどこまで人気と相場が伸びるのか、要注目のモデルです。
この記事を書いた筆者:
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