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「銅」価格が暴落!金価格は9,000円/g超えの可能性も?

銅価格が暴落!金価格9,000円/g超えの可能性も?

出典:https://www.ig.com/jp

こんにちは!八王子市の買取専門店 買取リッチ東京 西八王子店です。

銅価格が約2年ぶりの安値になったことで、世界的な景気悪化の見通しが強まっています。
銅価格急落の最大の要因は、銅の最大消費国である中国の景気回復が伸び悩んでいることで、
投資家の需要減退への懸念は日に日に高まっているようです。
米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ、世界情勢の悪化、コロナ再流行のリスクなど、
現在は複雑な時期にさしかかっていますが、今回は急落した銅と今後の金価格についてご説明したいと思います。

 

銅が炭鉱のカナリアと言われる理由

金属の中でも高い汎用性を持つ銅は、車や電化製品などほとんどの工業製品に利用されることから、
景気が落ち込んだ際の生産減にいち早く反応して下落する特徴があります。
景気の悪化をかなり早い段階から察知することで、なによりも先んじて下落するケースも少なくありません。
一方、景気が上向くと国や企業は設備投資や生産を活発にしますが、銅はそこでも敏感に反応して上昇する傾向が強いため、悪化だけでなく景気の浮き沈みを予測できる強力な材料と言えるでしょう。
このような理由で銅は世界経済の先行指標としての役割を担っており、しばしば炭鉱のカナリアとも言われています。

 

銅と金の違いとは?

産業用途で広く使われる銅は、景気が上向いたり加速した時に価格が上昇する一方、
安全資産である金は、景気が悪化した時に強い上昇傾向が現れます。
一方が上がれば一方が下がるといった分かりやすい相関はないものの、銅と金はほとんど真逆の性質を持っていると言えるでしょう。また、銅価格を金価格で割った「銅金比率」は、投資や運用に役立つ指標のひとつです。

投資・運用で役立つ「銅金比率」

銅金比率とは銅価格を金価格で割った数字のことで、銅金レシオなどとも言われます。
銅や金だけの資源価格は投機の需要などでも動くため、必ずしも景気の見通しだけを反映するものではありません。
そこで、景気の見通し部分だけが反映されやすいように、真逆の性質を持つ銅と金を組み合わせた銅金比率を使うことで、様々な予測の精度を高めることができます。
一般的に、銅金比率の上昇は景気の回復、低下は景気の減速を表しており、
これまでのリーマンショックやコロナショックなどにおいてしっかりと機能した指標のひとつです。

 

銅価格から見る金価格

先に述べたように、銅価格と金価格に決定的な相関関係はないため、
銅が下がれば金が上がるといったことは言えないでしょう。
ただし、これらの金属は景気の好不況に対して逆の反応が出やすいということは間違いではありません。
今後の金価格について言えば、世界的な景気悪化に加えて円安の後押しがあるため、まだまだ上昇トレンドは続きそうです。
最近の銅の下落によって金価格の9000円/g台は現実的になっていますが、11月の中間選挙に向けた米国の動きにも注目です。

 

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この記事を書いた筆者:買取リッチ東京 西八王子店 店長

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