疫病と戦争を経た2025年のロレックス
こんにちは!八王子市の買取リッチ東京 西八王子店です。
時計の輸入販売店や買取業者の方との話題に、将来的にロレックスはどうなってしまうのかというものがあります。
この先も世界中の店舗は空っぽのままなのか、中古価格は上がり続けるのか、値上げ幅は大きくなるのかなど、なかなか話題には事欠きません。
ロレックスは高級時計の中で独特な立ち位置にあるものの、時計全体に与える影響は小さくないため、今後については多くの方が気にしています。
さて、今回はそんなロレックスが2025年にどうなっているのかについて、いくつかの観点から予想してみたいと思います。
たった数年前に今の状況がまったく想像できなかったように、数年先についても正確に予測できる人はおそらくいないでしょう。
一方で、パンデミックと戦争以上の出来事が近い将来にまたやってくることは考えづらく、今だからこそある程度の見通しは立てられるとも言えそうです。
買取店ならではの意見もあると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
偽物を見抜くAI技術の確立
コロナ以降、ロレックスの偽物は爆発的に増えています。
コピー品が買取店に持ち込まれる頻度はかなり高まっており、都内のある買取店では本物より偽物の方が多く見るとの話でした。
以前までは外国人観光客や遠方からの来店など、特に警戒するポイントが決まっていましたが、今ではすべての持ち込みで気を張らなければならないそうです。
こうなった最大の要因にはロレックスの大高騰が挙げられます。
300万円にも満たなかったデイトナは一時的に700万円を超えましたが、価格の高騰に比例してスーパーコピー品の流通も増えたようです。
プロですら見抜けないスーパーコピー品が本物の1/10以下の価格で販売されており、これは買取店にとって大きな脅威になっています。
AI技術でスーパーコピーを判別?
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そんな状況で望まれているのが偽物を見抜くAI技術の確立です。
現在この分野で先行しているのはニューヨークのエントルピー社で、同社のAI真贋では99%の精度で偽物を弾くことができます。
大がかりな装置は不要で、専用端末とアプリがあればすぐに導入できることから世界中で取引を増やしており、業界で最も注目されているサービスです。
しかし、残念ながら現在はブランドバッグが主な対象になっています。
ロレックスのAI真贋はビジネス的にも強い関心が集まるところで、2025年には技術が確立されていてもおかしくはないでしょう。
本体にICチップが埋め込まれる?
2020年7月から、ロレックスのギャランティにはICチップが埋め込まれるようになりました。
NFC対応のスマートフォンをかざすことで、ロレックスの公式HPをブラウザで開くという簡単なものです。
ギャランティがなければ新型のロレックスを買い取らないという店は少なくないため、ある程度はコピー品の流通を防ぐ効果が生まれています。
しかし、肝心の本体に偽造防止の工夫が追加されたわけではないため、透かし王冠のような強い効力はありません。
実は、ルイヴィトンも2020年頃から製造番号の刻印をICチップに置き換え始めました。
この1.2年で多くのハイブランドが偽造防止のための施策を打っていますが、中でもチップの導入は加速するのではと言われています。
ブランドにとってはデジタル化で商品管理が簡単になり、購入者はスマホで真贋確認ができるメリットがあるため、今ではフェンディやプラダにも採用されました。
完全な防犯になるわけではないものの、双方に大きなメリットがあるICチップは、今後様々な業界に広まっていく見込みです。
時計にICチップの可能性は?
ICチップの利便性が広まった現在、ロレックス本体にチップが内臓される可能性は十分考えられます。
精密機械であるロレックスにチップを組み込むのは考え辛いかもしれませんが、一緒に保管することの多いギャランティにすでに埋め込まれているため、電波などの影響はあまり気にすることはないのかもしれません。
偽造だけでなく盗難への抑止力になることも考えると、2025年までに実現してもおかしくはないでしょう。
デイトナは定価200万円超!・・・も安い?
近年、ブランド品の定価改定は昔に比べて頻繁に行われており、それはロレックスも例外ではありません。
日本では消費増税のタイミングでの改定もあったため、年2回くらい値上がりしているイメージをお持ちの方もいるはずです。
2回はないにしても、毎年1回10%値上がりした場合、2025年には人気モデルの定価はいくらになるのでしょうか?
現在1,609,300円のデイトナ116500LNは約214万円、1,177,000円のサブマリーナ126610LVは約157万円、793,100円のエクスプローラーⅠ124270は約105万円となります。
エントリークラスでも最低100万円から
おそらく、少しでもロレックス事情を知っている方であれば高いと思う方はいないでしょう。
実勢価格が定価の倍もある状況では、定価を上げられたところで不満はでません。
原材料の高騰や新ムーブの研究開発費など、改定の理由はいくらでもあるため、今挙げたような価格になる可能性はかなり高いと言えます。
数年後には定価でもロレックスは最低100万円からという時代になるのでしょう。
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この記事を書いた筆者:買取リッチ東京 西八王子店 店長
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